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作詞:松田 淳平
作曲:松田 淳平
この歌は、言わば宛先もなく書き連ね認めた手紙で 行き場さえなくして草臥れてる 丸まって掌の中 思えばいつもこうだよね 事が過ぎ独りになって初めて気が付く そぞろに見上げた空には丸い月 夜空にこれでもかと縁取られ いつからか君の歩幅を見ずに 足音も聞こえてやしなくて 振り向いた時には僕は独り 遠ざかる背すら見えずに こうやって自嘲しているとどこからか君の溜息が聞こえる気がする なんて、今だに呆けた僕がいる きっと、こういうところなんだろうな...... 別れ際 最後に見たあの顔は泣いていた?それとも笑っていた? 肝心なことはいつも見過ごした 覚める様な月光の下 月燈 白雲が棚引いて 溶けないで 消えないでと願う 面影が重なってしまうんだ 朧げに微笑む月に この歌は、言わば宛先もなく認めた手紙なのだけれど 夜の風に乗って届いたりなんかしないかな?未練がましく思っている 性懲りも無く思っている
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