歌詞

作詞：渡邉義邦

作曲：渡邉義邦

バイト休んで6000円　交通費往復2000円　チケット代ドリンク込みで2000円　合計10000円 ライブハウスに辿り着けない 目覚ましの一分前必ず目が覚める　顔を洗い歯を磨く朝食は取らない　昼食も取れない　寝る前に一口　かじったパンはそのまま　無意識で着替える　玄関にしゃがみ込む　吐き気がこみ上げる　水分だけだからセーフ　 ああ、あのバンド久しぶりの大阪か　ライブハウスに辿り着けない 就職して浜松に帰ります　バンドは続けられるそう思ってました 清掃の仕事　すればするほど　ホコリが積もっていく身体と機材 物理的な距離を飛び越えられる程の　集客力と脚力があるバンドでもないし それでも本当にお客さんと呼べる　片手で数えられる顔がわかる人と過ごした DICEの夜を　ハードレインの夜を　シャングリラ、ファンダンゴ大阪の夜を、自分でもまだ整理がつかないまま思い出という名前の紐で縛り付けた ライブハウスに辿り着けない 「何事も10年やってみないとわからない」　病床で彼は僕にそう言ってくれました ただバカみたいに　ホントバカみたいに　その言葉だけを信じ続ける執念 勝手に背負ったものが大きすぎて　向かい風をまともに受けるけど今は 地面這ってでも　爪がはがれても　ライブハウスに辿りつけたら ステージの下に眠るもの達を　足踏み一つ眠りから呼び覚まし 身体は覚えてる原始の踊りを　呪いにも似た祈りの姿を THE NO　れえんこおと　　呪いにも似た祈りの姿を 獣使い　テロメア　ロリコンファッカーズ　木工用バンド　ハミリーコンプータ まめのきウェンズデイ　ミドリ　　ラウンドヘッド　ヒダリ 呪いにも似た祈りの姿を　ライブハウスに辿り着けたら