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セーブもロードも出来ないけれどを書いたのは2019年の11月。 僕は当時いわゆる社畜で毎日8:45から日付が変わる前くらいまで働くのがデフォルトで、土日は出張(月1回は海外)みたいな割とゴリゴリの社畜ライフを過ごしておりました。 セーブロードを書いた日は終電逃すまで仕事をしていました。 電車がないものですから、東京駅前でタクシーを捕まえて家まで帰っていたのですが、プライベートのSNSを覗いていたら、全然絡んでなんかいなかったけど同級生が幸せそうな顔で結婚式の画像上げていて、毎日仕事に追われ土日は心の余裕ゼロでギリギリの体力でバンド活動と残った仕事をすすめる。それでも仕事が終わらないからレコーディングの合間にプレゼン資料を作ったり。 それで何にも結果が出ていないのに夢追人気分になっている自分がすごく惨めで、「僕は今まで何やっていたんだろう…」って思ったんです。 タクシーの窓からは平然と流れていく首都高の街灯がずっと見えていて、こういう何もない景色と日常の中で僕は埋没して死んでいくんだろうなって思ったらやり切れなくて、涙が溢れてきました。 そしてタクシーの中でプライベートのSNSのアカウントを全部消しました。 プライベートのSNSを見ているともう心が耐え切れなかったんです。 涙が引いてきた頃には家のすぐ近くで、深夜2:00過ぎに家に着くのですが。 泣いたままでは自分を許せなかったので、ギターを手に取って迷惑にならない蚊の羽音くらいの声量で口ずさみながら作りました。 当時は僕も余裕がなくて自分のことばかりで、自分への怒りとこの世の中への怒りを込めてセーブもロードも出来ないけれどを作り歌っていました。 だけど、1stアルバム作る頃には気持ちが少し変わってきていて、セーブもロードも出来ないのは僕だけじゃないって気づいたんですよね。 みんな一緒じゃないですか、あの日幸せそうな顔でスマホの中で笑っていたあいつも、好きで好きでしょうがなかったあの娘も、SNSと呑み屋で愚痴ばかりこぼしている人もみんな一方通行の時間の中このクソゲーをプレイしているんだなって。 だったらこんなクソゲーでも少しでもグッドエンディングになるように一緒に笑って楽しんで生きていきましょうよ!って、このゲームを一緒にプレイしている僕らは究極の意味では仲間じゃないですか!と。 そんな優しい気持ちになって、歌い方が結構変わりました。 ライブでも感謝を込めて歌う曲になりました。 皆さんの頑張りたい時の劇伴になれたらいいななんてこっそり思っています。 僕らはクライマーで、僕らはチャレンジャーなんですから。
作詞:シオ
作曲:シオ
デコボコ山道歩いて進め 無茶を言うなと叫びたいけど 大人は振り向かない 大声上げて走り抜けるしかねぇ 文学少女の心の声聞け 恋愛ゲームでは当たり前 だけど、現実の人は皆 本音を隠して笑ってる いつまで夢見てる?そろそろ気づきなよ? 言われ過ぎてもう何も感じない 僕らはクライマーこの山の頂きに 憧れてただ必死に足掻いて セーブもロードも出来ないから転げ落ちたなら再び立ち上がり何度も登るぜ 分かれ道に立つここはセーブポイント あら道を間違えたみたい すぐ様ロードさ けど人生一本勝負 前にしか進めないこんな糞ゲームを僕らは楽しもう! 僕らはクライマー この山の頂きに 憧れてただ必死に足掻いて セーブもロードも出来ないから転げ落ちたなら再び立ち上がり登るぜ 僕らはチャレンジャー上手くいかない ことも多いけど、言い訳はしたくない セーブもロードもできないから擦りむいた傷は消えないけれど立ち上がり挑むぜ
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