歌詞

作詞：松葉拓郎

作曲：松葉拓郎

嗚呼、何でもかんでも結構それなりになるもんだ 見慣れた景色、彩りに満ちた世界の始まり 思い出しても今じゃ断片的に欠け落ちたまま もう戻れない均衡を保つのに精いっぱいさ 拝啓、生きてる証明証紙は肌を伝って 呼吸は整わずに 貧相に息を続ける 排他的思考に優越感を覚えるだけなら いっそ殺してしまえよ 幾つもの夜を越えてなお 腐った脳のしわに痕がつくことはない 鼓動はまだ生きながらえるのを 止めようとはしないのに 感情的な思考は誰にも相手にされずに 気付けば何だったのかも忘れる 「あぁもうこのまま、何も考えず生きたいよ」「あっそう」 感情の中に潜んだ繊細な意図を拾って 鼓膜に刻みつける きっとそれが最善策 さぁ喉にこみ上げた無駄な感情論を いっそ殺してしまおう 確かにあった思いさえも 年月は残酷に忘れさせるから 欠け落ちたままのその記憶も 戻ることはもう無いよ 幾つもの夜を越えてまだ 腐った思考を直す術を考えぬまま 一生涯感情殺して生きてくだけなら 死んだも同然じゃんかよ、なぁ？