
歌詞
作詞:ハル
作曲:ハル
ねえ、美しいでしょう? 泥を啜って伝う 水鏡を裂く模様 息をする感覚を知る ねえ、愛おしいでしょう? 無様に踊ってる 酔狂と死ぬ夜行 影もなく 足取りもつれ出す 空虚に落ちる 極楽の向こう 仕合わせの方へ しなやかに舵取る私を見て 淀み出す思考 湛える脳髄で 辿り着いた場所が幸せなのか? 報われたいと希った 最低な夢の中 あたし ひとり 見えないものばかり追いかけて 妖の花は瞋と咲いては散る 宵も醒めやらぬまま いつまでも 「ねえ、此処は何処だろう?」 揺れる行燈の灯に問う 塗籠 そこを出たならまた塗籠 ねえ、厭わないでよ 無様に歌ってる 畢竟焼べる読経 わけもなく 足取り弾み出す 空虚に浮かぶ 子三つには雨降り通り 子四つには賽投げられた 黒く尾を引く猫がニヤリと笑う 妻戸を開いたが最後 飛んで火に入る聖者の声が 煤けてはこびりついたまま残る 意味がないはずがない 故にどうしようもない くだらないおまじないばっか信じたいみたい おどろおどろしい?かしましい?ちっとばかし 酔ってたってもう仕方なし ばかばかしい 「愛したい」に大義ない ただ何もかも悉に忘れて 往ねる逃避行へ疾う 隠れて遊びましょ がらんどうを刺す 妖艶の中で 阿羅漢にあれる幻を見て 吐瀉物で満たす 心と頭で 快楽の果てまで 子三つには雨降り通り 子四つには賽投げられた 閉ざされて戻れない夢の続き 丑一つにゃ霊が歌って 丑二つにゃ鏑が鳴いた 丑三つには死んだ怪鳥が呻く 報われないと悟った 一切を憶う あたし ひとり? ぬらり まとわりつくぬるい風 行き場のない感情をずっと 抱いては眠る夜もすがら進め 「いつまで?」 報われたいと希った 最低な夢の奥 あたし ひとり 癒えない傷ばかり数えては 妖の花は瞋と咲いては散る 宵も醒めやらぬまま いつまでも 報われたいと希った 最低な夢の中 呪われて今なおもずっと 心像のあなたなら死なばもろとも いつまでも
楽曲解説
丁稚奉公の商い帰りの夜、近頃夜も寝苦しいほどに暑さの目に余る季節であったこともあり、居候先の商家の男に一つ肝試しをしようと唆された。鬱蒼とした森の奥深くを歩くと、やがていたずらに広い廃屋敷が見えた。そこにはかつて栄華を極めた貴族が住んでいたそうで、毎年季節になると庭の池に世にも稀なほど美しい蓮の花が咲くという。一目見ようと歩を進め、それきり戻ることはなかった。
アーティスト情報
ハルです。音楽を作っています。 ニコニコ→https://t.co/Vcg9e4qNDX YouTube→https://t.co/Ow1RwMmlrU









