かわらないもの

Aspirin Rose
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楽曲解説

43年前、彼はその街にいた。学生として6年間を過ごした街だ。43年後にその学生時代を過ごした街にきている。街は大きく変わり、大学のキャンパスももうそこにはない。学生の街だったその街には、もう学生もいない。町の景色も道路も、お店も人もみな変わっていた。だが、変わらないものはそこにあった。そこに,確かにあると感じたのだった。 最初に会ったのは、ハンバーガーショップだった。緊張した初めてのデートはそこだった。それ以降、時々、会うようになった。それは奇跡的な出会いだったのだが、その時の二人にはそこまで未来は見えていなかった。それから、43年後、二人は再会した。 ハンバーガーを食べ、そして喫茶店に入る。注文したものはレモンスカッシュだ。彼女も同じものを、と注文する。男の子は、笑いながら未来を語る。彼女はそれを嬉しそうに見ている。手をつなぎ、その街ではしゃいでいる。二人には何もかも眩しく輝いて見えた。 夕暮れが近づいて、だんだん暗くなる。じゃぁ、またね、と電車で彼女を見送る。彼にとっては、その繰り返しがずーと続く(変わらないもの)だったと思えたのかもしれない。しかし、ちょっとしたすれ違いから、二人は疎遠になる。あんなに楽しかった日々なのに。夕暮れが近づいて、街燈の下を二人で歩いている。彼女はいつも彼の後ろから静かについてきた。彼は、じゃぁまたね、と言って電車で彼女を見送る。 卒業して、彼は都会に就職する。あこがれの都会生活だった。しかし、彼女のことをずーと気にかけていた。彼女が結婚して幸せに暮らしていると聞いた彼は、もうその街にはもどらなかった。毎日、忙しい日々が過ぎていく。彼女と一緒に過ごした日々は、彼にとっての大切なもの、であり、かけがえのないものだった。 偶然の出会い、別れ、そして43年ぶりの再会。奇跡のつながりだが、お互いはそれを大切にして、そしてこれからも生きていく。それが、ふたりにとっても変わらないもので、あるのだから。

歌詞

作詞:渡利 久規

作曲:渡利 久規

季節はいつでもすべてを運ぶけど 時々何かを忘れていくんだね けてないままの段ボールの箱 懐かしいアルバムあの日の君がいる 時計の針巻き戻せないまま 形のないものを抱えていたよ あれから ずっと変わらない遥かな時を超え あのときのままさ ずっと変わらない バーガーショップで初めて出会ったよ 二人並んで未来を探したね いつしかありふれた日々に流され 立ち止まったままのあの日の夕暮れ 街燈優しく 僕らを包んでた じゃあまたね 手を振る君の面影 ずっと変わらない 遥かな時を超え あのときのままさ ずっと変わらない そんなに遠い昔のことじゃない レモンスカッシュふたり頼んでたね 海が見える街に一緒に行こうと 果たせない約束 見上げた青空 彷徨う心両手に抱きしめて 僕らはただ風の中で探した 言葉より確かな奇跡があるから 遥かな時を超えて 変わらないもの 探してる ずっと変わらない遥かな時を超え あのときのままさ ずっと変わらない ずっと変わらない 遥かな時を超え あのときのままさ ずっと変わらない

アーティスト情報

埼玉県を中心に活動しています

shea

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