音楽を辞めようと思った

ハシダヒロヤ
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楽曲解説

3rd digital single『音楽を辞めようと思った』収録曲

歌詞

作詞:ハシダヒロヤ

作曲:ハシダヒロヤ

繰り返しの朝に問い続けてきた答え 日々をこなすことに勝る生きがいを 命を削りながら音楽の中で探した あれから十年 答えは見つかったか? 憧れ飽きた程のステージの上には かつて安酒を交わし明かした友達が立ってる 全員連れてく の言葉に突き放される おめでとう の言葉が既読無視される 対バンの入り待ちにアイドルかよと笑った それ以上に向こうからも笑われてる気がした 自分の物販を塞ぐようにできる行列 命よりも大事なものが削られていく感覚 売れ残りのCDを見つめ途方に暮れる これ一枚作るのに何人を裏切った? 何度言い訳をした? 何ヶ月ゴミみたいな生活を送ってきた? もう反撃とか過去の清算とか第二の青春とか 言ってる場合じゃないんだよ 真っ赤な文字の封筒の束が現実だ 夢を追ってるフリをして逃げてきた現実だ 音楽を辞めることは 限りなく血の色に近かった 青春を終わらせるということ 自分が普通で特別じゃないと認めること もう二度とあの人に会えないということ 四畳半でうずくまって泣いてた自分の 肩を叩いてやれないこと 問い続けた答えの解答は 空白のままで生きていくということ 第一線にいなければやるもやらないも同じ だからいっそフェードアウトでもいいと思った いなくたって気づかない 新世代や期待のルーキーにしか引きはない そんな時に限ってドラマは起こるもので 一通二通とメッセージが届く 「これはファンレターです」 打ち殴られた文字に込められた熱に涙が滲んだ いつから数字で競うようになった? いいね何十 再生何百じゃダサいのか? その裏にはかけがえのない 一 が生きてる 今日もどうしようもない夜に ぶっ飛ばされながら生きてる 「私の青春」と書いたあの子や 「心を助けてもらった」と言ったいつかの少女に ギターを握る さぁ何が歌える やれるか 俺はあなたの明日を歌いたい 音楽を辞めることは 限りなく血の色に近かった 青春を終わらせるということ 自分が普通で特別じゃないと認めること もう二度とあの人に会えないということ 四畳半でうずくまって泣いてた自分の 肩を叩いてやれないこと 問い続けた答えの解答は 空白のままで生きていくということ 音楽を辞めない 限りなく血の味がする 青春の延長は続いていく 自分が普通で特別じゃなくとも 全てをもって歌える歌がきっとあって 四畳半でうずくまって泣いてた自分を 震わせ立たせるまでは 問い続けてきた答えの解答を 迷いもなく書き殴るその時までは 音楽を辞めない 闘いは終わらない あなたに歌いたい 生きるように歌いたい

アーティスト情報

千葉県松戸市発、弾き叫び。1995年、神奈川県横浜市生まれ。2011年よりソロやバンド等、様々な形態・名義で音楽活動を行う。2018年に"ハシダヒロヤ"名義での活動を開始。弾き叫びというスタイルと終始フルパワーなライブパフォーマンスを武器に活動中。

shea

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