歌詞

僕の周りには 誰もいない 誰かが僕を 頼ることもないし、 僕が誰かを 頼ることもない そうやって一人で 生きてきた 別に困ることも ないんだ そうやって一人で 生きてきた 別に困ることも ないんだ 誰かが 自分の友達や あるいは親類とか 周りにいる誰かが 立派な 人だったとして、 それを 自慢げに話しているのを 聞いていると 馬鹿なんじゃないかと思う その人は立派だけど お前は 誰でもないだろうってさ よくある話で 恐縮だけど だから僕は君のことを 誰にも話さずにおくよ 僕の恋人は世界一可愛いし 世界一優しいし、思慮深い 僕は塵みたいな人間だけど 君にこの安い命を捧げるよ 世界中の恋人たちが 相手のことを褒め称えるのを聞いて 嘘だろうと思っていた 相手を喜ばせるために 大袈裟に言っているんだろうって だけど今なら分かる 君は世界一美しい 世界という言葉の意味も やっといま分かった気がするんだ 僕は君に何もできなかった 君を苦しめるつもりはなかった 君が退屈じゃないか 僕もいつも心配だった 僕は自分が嫌いだ これほど大切な人に出会えるなら その人を喜ばせるために 人を喜ばせる練習をしておくべきだった 今まで、出会った人たちを、大切にしておけばよかった そして、君ともっと話せるように もっと本でも読んでおけばよかったね 映画でも見ておけばよかった ついでに君のためにピアノを弾いて 君のために曲でも作れたら良かったんだ 僕は何もできない 本当の屑なんだ 君が僕のところから居なくなっても 不思議と悲しくはなかった ただ、夢から醒めたような気持ちだ これが僕の本当の人生 塵みたいなつまらない人生 少しうんざりするけれど 別に困ることもないんだ 君と過ごした時間のために 僕は生まれて来たんだと思う だから世界に感謝すらしている あれほど嫌いだった世界に そしてもちろん君にも 心からありがとう そして、さよなら。