無常

IMNID.
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歌詞

作詞:糸田

作曲:糸田

有形なるも無形なるも全て 刹那たりと留まるを知らず 只一重一重に崩れ行き 無への収束は必然 刹那無常 今この時も崩れてんだって 在るもの全て壊れてんだって 成すこと全て消えてんだって そうしたら僕らのこの叫びたちは一体全体どうなるんですか 概を失いそうで、 在が遠退きそうで、 不意に両手を伸ばして、 ついに触れてしまって、 描かれてた心象が、 唱えられた情景が、 写されてた真相が、 壊れ灰になっていく、 描いて無常、唱えて無常、写して無常、壊して無常、 壊れる3秒、 3、2、1、 壊れた 雑然と過ぎていく時の中で、手にしたものから無常に吸い込まれていく 何を守るだと大切だと嘆いたところで、全部全部崩れ去っていくんだ 有形なんか全部空想か?思想なんか全部幻か? あぁ、なんなんだよこれ、あぁ、 窓辺の枯れ木が小風に揺れている いつかは僕らも同じように朽ち果てる 逃れても、もう戻れないよ、 壊しても、もう消えてしまって、しまって、 掬い上げた灰砂のように零れていく 普遍なんて無いこの世界で、掴んでは消え掴んでは消えを繰り返している、 この心臓が時を刻み続ける限り、僕らは無常に逆らうことは出来ないけど、 廻る血が絶えず生み出し続ける汚情が、吐く息が絶えず散らし続ける愚想が、 刹那の波に飲まれるなら、その前に、僕らの手で、 灰を削り出していく 今を落とさぬように 時を止めて 肺を縛り上げていく 声を壊さぬように 息を止めて 穢れた言葉も、歪んだ心も、虚空の中に消えるのなら、 もういっそのこと、全部吐き捨てちまえ あぁだから最後に言わせてくれ 違和感と絶叫しかないんだろうが、破壊と嘆きしかないんだろうが、 知らぬ間に壊れちまった俺らには、命すら贖罪だって言うんか、 刹那の間際に見える最後に、醜さえも溶かして仕舞えば無常か、 あぁ、くそみたいな世界だろうが、あぁ、

アーティスト情報

「 壊れてしまった心の果てを、      少しイビツな、あなたへ__ 」 ​静寂と衝動を体現する、3ピースオルタナティブロックバンド、IMNID.​ ​ 2022年、大阪で結成して以来、関西各地でライブ活動を開始。 拠出不明の悲しみ、憎しみ、怒り、虚しさに向き合い 絞るように生み出された歌詞とサウンドは、 現代社会の裏に蔓延る残酷な”生きる”のリアリズムを正確無比に描き出す。 ​ 冷たい音像と詞読からなる孤独の静けさと、 破壊的な轟音と叫びからなる激情の衝動。 ​ ​その対極が複雑に織りなし、今を生きる人々の、うちに眠る”イビツ”に呼応する。

shea

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