歌詞

作詞：伊藤八碌

作曲：伊藤八碌

もう一度だけでもあなたに 会ってしまえるなら私 どうなるかなんてわからないけど 帰ってきたときのあなたに 「何にも変わってないね」って 思い出が少し濃くなっただけの あなたとあんまりいろいろ話せないの 今日は　月が居ない夜で 君と間違えないように わざと少し開けて歩いてみたり 君が顔を覗き込むと またそうやってからかってくるの 「わざとじゃないし 元からこの顔の色だったし」 　 あなたとなんてどこにも 行かなければ良かったな 話さなければ良かったな 愛さなければ良かったな ほらこれだから　　 また私から 「君の事なら平気なんでしょう」とかいうの 「私ここだから」 ここでさよなら また逢えたなら というさよなら 今日も湿る空気はきっと わざと 道間違えるために 何億も或る中から選ばれたもの どうもありがとう　そのおかげで 間違いが間違いと気づくよ 正解のような形をした君がいたんです 何故かそいつを見ると心が痛いんです ほらこれだから 言ったそばから 見える青痣 まるで染め柄 ねえどうだろう 私どうなろう ねえ光ってるあの あの子みたいに 愛せるかな 返せるかな 昔の私からの前借りを ほらこれだから また私から 色の変わった心が 形まで変えようとしているの 壊れた君は　気付いた君は ずるい顔して 「ほらここだから」 ほらこれだから また私から 磨いた体 私だけのためとか言うの わたし馬鹿だから ここからだから 「また逢えるから」 触る青痣 ほらこれだから　また私から なんて言わないから　 なんて言えないから 私ここだから ここでさよなら 月が出たから 治る青痣