歌詞

作詞：根岸しゅんた

作曲：根岸しゅんた

4年前の9月、僕は奈良県にいました。 26歳、何をやってもダメな僕は結局何も捨てきれずに コンビニのATMでお金をおろし、缶ビールを飲みながらぼんやり歩いていました。 あーあ　考えてみても何も考えは出ず 大仏さまを拝みに行こう　知恵を授かりに行こう くらえ！パンチパンチパンチ　パンチパンチパンチ ヤツにパンチパーマを当てたろうか いつまで経っても変わらない僕にパンチを見舞ってくれ 近寄ってくる鹿に「お前たちにおせんべいをあげられるほど、お金を持ってないんだ、ごめんよ」 なんて思いながら、僕は東大寺に向かいました。 季節外れの短パンジャージと首巻タオルで、 観光客の方々に混ざってあの有名な大仏を見ました。 「すごいなぁ、でかいなぁ。この大仏を作った人は一体何年かけてこれを作ったんだろうか」 とか、大した感想も思いつかず お賽銭箱に女々しく5円玉を投げ入れて、僕はそそくさとその場を後にしました。 くらえ！パンチパンチパンチ　パンチパンチパンチ ヤツはパンチパーマを当てたのか いつまで経っても変わらない僕にキックも見舞ってくれ 絶望に暮れて沈む夜に　あの日から帰る場所を探す 心壊して　命燃やして　笑って過ごす日々を探す あー何年経っても馬鹿は馬鹿のままで、 自分にも他人にも向き合えない自分を情けないなと思いますが、 こんな自分でも胸を張って生きていこう、生きていいんだって 最近やっと思えるようになりました。 大仏さまを拝んでみても何も考えは出ず だから今日もコンビニに寄って缶ビールを買って帰ろう くらえ！パンチパンチパンチ　パンチパンチパンチ ヤツにパンチパーマを当てたろうか いつまで経っても変わらない僕にパンチを見舞ってくれ パンチパンチパンチ　パンチパンチパンチ あーあ 何年経っても変わらない僕にパンチを見舞ってくれ