このアーティストのライブ情報

歌詞

作詞:石田想太朗

作曲:石田想太朗

夜6時の夕焼け 高架沿いをひとり歩き 小さく結んだ短い髪 さっとほどけば 感受性の扉開く 結局心のあり様 西日の痛さを受け入れ 視界の画質はあがる 蝉と電車の音場 高架の影は蒸し暑い tシャツの襟を摘んで パタパタと涼む彼女の 足取りは止まらない 何かに取り憑かれたよう 屋台の煙に隠れてついに 夏が狼煙をあげる 彼女が夏に擬態していく、見えなくなる 夏が終わればもう帰ってこれないことを知らず 街の祭を抜け出してひとりゆく先は もっとも外側のマトリョーシカ つまり夏という名前の祭 3ヶ月にも及ぶ祝祭 あまりに長すぎる 踊り狂う人たちは もう青い朝日を見ている 彼女の果ても同じ 高架沿いの一本道 猛暑に溶け込んで消えた もう革命からは覚めない - [ ] はつらつ - [ ] 踊り狂えば - [ ] 夢の中へ - [ ] 呑み込まれて - [ ] はつらつ - [ ] 夏のいけにえ - [ ] 祭りが終わらないように

楽曲解説

夏の祝祭とマッドネスを、少女を軸に描くカラコルムの山々らしい作品。持ち味のポエトリーは健在でかつサビはシティーポップを感じさせ、またこのバンドが新たなステージに登ったことを感じさせる一曲である。

アーティスト情報

東京発キネマポップバンド。 2023年7月にバンドの代名詞的なEP「出土の都市」をリリースし、そのオリジナリティ、底知れない可能性に音楽ファン・業界人から絶賛を受け、ライブにおいてもFUJIROCK FESTIVAL ROOKIE A GO GO, SUMMER SONIC出れんのサマソニの両方に出演を果たし、令和現代におけるパンドのヴァリューを証明した。 またそんなカラコルムの山々の前作EP「週刊奇抜」は、昨今のマーケティングミュージックと一線を画すコンセプチュアルな作品に仕上がった。 「キネマポップ」とは、物語的で映画音楽的なカラコルムの山々の探す、新しい音楽ジャンルである・。ぜひ一度音源をお聴きいただきその世界の愛らしさを感じていただきたい。

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