歌詞

作詞：早坂 知

作曲：早坂 知

予報外れの通り雨に傘も刺さずに見上げていた 錆びついた歯車が軋んだ 僕の体を通り越して行く いくつもの足音と出会った 振り返ればこの場所から伸びた足跡は 見送った君が信じてくれた小さな勇気を信じて 描いた軌跡だ 繋いだ手を離した事を 震える足でも歩いていた事 拾った物を失くした事を 見落としてしまった足りない心が 覚えていたんだ大切だった事 忘れた事すら忘れてしまう 忘れたくなかった 予報外れの雨の中で傘をそっと分けてくれた その温もりの涙で出来た橋を渡ろう 君がいたから君がいない事出逢えた寂しさが 教えてくれたその陽だまりの様な優しさが 痛い程手を引いていたんだ 離したその手を繋いでいた事 躓いたって歩いて来た事 拾ったものを失くしたとしても 何度だって探してきたんだ 足りないままの心が叫ぶんだ 忘れない様に　失くさない様に 繋いだ手を離した事を 震える足でも歩いて来た事 失くした事を抱えていたんだ 見落としたものは拾い集めるよ 意味はなくても理由があった事 軋んだって止まない鼓動で 君の側まで体を運ぼう 戻れない昨日の消えなかった事 君が居た事　君と居た事を ずっと 忘れたくなかった　君に出逢えた 一人じゃなかった　君が居たんだ