
価値の国
片岡フグリこのアーティストのライブ情報
歌詞
作詞:片岡フグリ
作曲:片岡フグリ
「光をずっと探してきました」 そう言って彼は目を閉じる 机の上にはよく磨かれた 古い裸のナイフが一本だけある 小さい頃は多分他人よりもずっと 地面と遊んでいたと思う 死んだ蛹を手のひらで いつまでもずっと暖めていた 「捨ててきなさい」 と言われた猫の目で見る 世界は気まずくて 空があることも忘れてしまうよ こんなに長く生きてきたのに 鼻で笑って終わりなんてな 世界が平らになってからは 数字ばかりの毎日です 二つに一つの点滅で 価値のない血にされていく 「捨ててきなさい」 と言われた猫の目で見る 世界はむなしくて 歩けない街がまた増えていく 本当は少し話したかっただけ 他所の誰かと言われる前に 「光をずっと探してきました」 そう言って彼は目を開ける ナイフは既にどこかへ消えて 初めて彼と目が合った
アーティスト情報
歌手、ELEPH/ANT、PHETISH/TOKYO代表。 兵庫県西脇市出身。











