楽曲画像
小説
kilaku。

このアーティストのライブ情報

歌詞

作詞:ちさき

作曲:kilaku。

商店街を抜ける寂しげな背中。 なぜだかわからなかった、 僕はどうしてあなたに追いつくことができないのか、 いつからあなたの表情を伺えなくなったのか。 ただこの手から伝わる温もりはもうない。 貴方のことをもう少し、 もう少しだけ、知らなければならなかった。 「さようなら」 あなたとお気に入りの骨董屋で砂時計を買った。 ひっくり返すのはいつも貴方だった。 「砂時計に寿命はないんだよ」 貴方はそう言った。 こんな時でも、砂時計をひっくり返せば、あの時と同じように決まった時間を刻み始めるのだろうか。 二人はどうして惹かれあったのだろうか。 貴方から香る優しく温かな香りが好きだった。 あの柔らかく小さな頬は僕の掌に似つかわしくないほど、綺麗だった。 知ろうとして、貴方がどんどん近くに寄り添う 温かさが心地よかった。 知ってしまった温もりと、相反する二人の感情は、理想に過ぎない一つの物語であった。 いつだって理想のまま、美しい幻想として残しておこう。 青く澄んだ空、ピカピカのランドセルに鶯の鳴き声。 何もかもが美しい季節に、散った二つのドライフラワー。 まるでその美しさは、止まったままの二人を笑っているかのようだった。 何度目かの春、もう一度砂時計を動かしてみる。 貴方がきっとどこかでまた、ゆっくりと美しく咲けるように。

アーティスト情報

~~~~~あなたの憂鬱を歌うロックバンド「kilaku。」~~~~~ kilaku。は「あなたの憂鬱を歌う」をコンセプトに東京都を中心に活動する4人組ロックバンド。 2023年に軽音サークルのメンバーで結成。2023年10月に目黒LIVE STATIONにて初ライブを行った。 彼らのライブは女性ボーカルを生かした歌物でありつつ、オルタナティブロックの面も持ちエネルギッシュなライブ感を大切にしている。 唯一無二な力強い歌声はロックサウンドにも負けず観客を引き込む力を持つ。 2023年11月に初リリースした「海とダリア」は、結成し始めて作成した楽曲。物語調になっている歌詞をアップテンポかつ親しみやすいメロディーでファンに親しまれている。 その後もバラード調の楽曲では歌や歌詞を大切に、ロック調な曲では力強いサウンドを大切にしており、二つの顔を持てるバンドとして精力的に活動している。

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