
歌詞
作詞:永井清孝
作曲:永井清孝
虚しさを抱えた俺たちは 好きな音にだけ耳を傾ける いつも何かに追われ生きている 寂しさ紛らすことだけ探してる 何かたった一つだけ 心安まる居場所には 自分が一体誰なのか わかった気がした 理想としたものは古く もう時代遅れなのか 多元 多様 多彩 多種 という名の檻の中で いつまで 俺は血を流す? 矛盾を抱えた暮らしに 奪われて行くよ わからないもの抱きしめて 路地裏に捨て置かれた 見知らぬ誰かの落書き 指でなぞって寂しくなるよ 苦しみから目を逸らすための ものが昔よりもずっと増えただけ 同じ苦しみの中で暮らすのが 人がこの世に生まれた意味だと言うのか 寂しい 悲しい 虚しい 全部 真実なのに 見て見ぬ振りをして マトモなふりをしてる いったい俺はどこで何を 間違っていたのか 誰も答えなんか持っていやしないんだろう そんなことわかってるさ 矛盾で溢れた暮らしに 奪われていった 正しさのカケラもなく 路地裏に佇む いたずら書きのように 俺もいつか捨て置かれる 矛盾で溢れた暮らしに 全て奪われる 俺がいったい何をした? 矛盾で溢れた暮らしに 奪われぬように 心を抱いて目を閉じた どこへ向かえばいい どこに辿り着けばいい 俺には何もわからない あの日ふと目にした 路地裏の落書きに いったい誰が気づくのだろう 人目に留まらなくとも いのちを燃やし続ける それだけが全てなのさ
楽曲解説
今僕たちが抱えている漠然とした不安はだんだんと表面化してきているような気がする。怠惰のように生き、まるで規則のように周囲の目を気にしながら窮屈な思いをしている。路地裏の落書きのように消えそうになると上から新たな絵が書き足され吐き捨てられる。
アーティスト情報
どんな気持ちで歌いたいのか考えてみた。立ち止まることへの強迫観念にただ走り続けようとすることは、まるで祈れと言われているような気持ちになった。20歳の僕が出来ること、命を燃やして走り叫び続けること。歳を重ねるたびにどんどん生きづらくなってゆくから、僕はもっと孤独になれるような唄を歌う。











