歌詞

古くただ広い　家で独り　暮らしていたけど 知らない足音鳴り渡り　ここで暮らすと住み着いた 誰も寄り付かない家　やってきた男一人追い出そうと 何度も意地悪したけれど　気にせず生活をしてる 早く出ていってと話しかけても 夢があるからと居座り続けた いつか大きな家を買うため このボロ屋で金を貯めると 雨、雨、雨降り　晴れても続く雨宿り 雨、雨、雨降り　いつかは消える 今ある記憶そのものが　この家だけの大事な思い出で ふたりで過ごす日々さえも　悪くない気がしてきた ある日男が見つけた　古い写真立て もう日付も読みとれない 楽しく笑う家族の中で 少女は人形を抱えている わたしは覚えてる　焦げた人形の匂い あれから止まった時　動きはじめた 静かな空間で心臓の音は一つ 雨、雨、雨降れ　土砂降りの音でかき消して ああ、もうここにはいられない 雨、雨、雨降り　薄まり消えるわたし でも、ただ、ありがとう　雨上がりに消えた 男は独り思い出す　不思議な少女を お金は貯まっていたけれど いつからかここに居たくなった