ホームタウン

宮本豪
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歌詞

作詞:宮本豪

作曲:宮本豪

国道の呼吸に急かされて 錆びついた自転車 漕ぎ出した いつもの町の昼下がり 稚内の初雪の報せ 行ったこともない町のことを想う 並木道は赤黄色 夏は死んでしまったことを 話題にすらされなくなってたせいで 淋しそうに春と並んで空を見ている 今日もまた誰かは誰かと笑いあって 誰かは誰かを傷つけていく 知ってる 僕も当然そのひとりだから 何食わぬ顔しながら町を通り抜けた ふいに涙 溢れてくるのは欠伸のせいにした 帰り道はやさしい けれども やっぱ ちょっと他人行儀なんだ いつもの町の夕止まり 僕が死んでしまったとしても 僕以外にはおんなじ朝が来る それならばいいか、と 割り切れるその日まではそばにいてくれないか 笑っていてはくれまいか ぽつぽつと町あかり 灯りはじめれば 僕らの孤独は忘れ去られて 繋が【りたい,れない】のはざまで浮き沈み 「誰かのため」と言ってへたな嘘をついて いつも涙 隠してしまうのは 誰のためでもなく 僕のため 今日もまた誰かは誰かと庇いあって 誰かは誰かと抱き合って陽は落ちる 眺める暇もなくペダルを漕いでた 叫びたい想いは人波飲まれて 風が吹いて 見えなくなって 欠片、小声で口遊んだ

アーティスト情報

1995/05/27 東京からは離れますが、青春の弔い合戦は終わりません。

shea

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