歌詞

作詞：篠澤太郎

作曲：篠澤太郎

君の描く世界に僕がいなくても ただそばにいよう 雨が過ぎ去りぬるい風が吹く とある日四月の午後 湿った空気と日々の想いが ぼくに纏いつく どこかに出かける気は起きないし 出かける場所もない 最近少し疲れたみたいだ 出ないとわかってる君の番号 慣れない街の喧噪 閑さ(しずけさ)探す気持ちにフタをして 染まったフリしよう たまには顔を見せてと言う 君の顔もぼやけてく 流れる景色僕の眼を掠める ビルの狭間で風に吹かれてる 一人 街の夜景に溶け込み霞む星 僕もすっと消えていくのかな この場から飛び立って変えられることはあるか ここは東京僕は望郷　何を求め行くのか 君の描く世界に僕がいなくても ただそばにいよう 遠き日々に思いを馳せ眺める 流れていった情景 さよならも言わずに離れたつもりが 後ろ髪を引く 住処がわからず彷徨う小鳥は どこへ帰るのか こんな僕を導いてくれないか ビルの狭間で雨に打たれてる 一人 街の海辺に沈み込む深い青 そこにずっと居れたのなら この場から飛び立って変えられることはあるか ここは東京僕は望郷　何を求め行くのか 君の描く世界に僕がいなくても ただそばにいよう 僕の求めたものはどこにもないと知った ここは東京ここが東京　何かを得て失った この色のない世界に染まり紛れても ただここにいよう