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僕の使う言葉は、正確には僕の言葉ではないと思う。どこかしらから借りてきた、お下がり物で話をする。好きな食べ物や服、音楽さえも。 だから、僕が僕である所以は、借り物をかき混ぜる部分にあると思う。どの要領で何を器に入れていくか。その匙加減を決めて僕を僕としている。 器い注ぎ入れるものを決めることは難しい。どれだけ遠ざけても、攻撃的なものは世に溢れすぎているし、避けては通れない。 でも、中和することはできる。それを上回るほどの言葉を借りてこられたら。 そんなこんなで、僕は日々僕自身を更新していく。これからもずっと、何かを器に注ぎ込みながら、たまにこぼしながら、大人になっていくんだと思う。
作詞:田代唯人
作曲:田代唯人
テーブルの上 ばら撒いた緑黄色 どれもこれも 流言飛語を和えて僕は噛んだ 舌の上で踊った 転がして骨の奥を無味無臭にして僕は飲んだ 点滅信号の直下 行き交った誰も彼も後ろめたそうに夜を噛んだ 矢継ぎ早に通りを去った対向車のライト 薄氷だった会話にヒビを刻んで 大抵 くすねた体で改訂 磨く 磨くんだ 大抵 ほつれた衣服で改訂 磨く 磨く柄の方 テーブルの上 ばら撒いた心外な懐古 待ちぼうけになっていた夜に僕は噛んだ 一挙手一投足で入り浸った廃墟 対抗馬はいつでも昨日の僕で 大抵 くすねた体で改訂 磨く 磨くんだ 大抵 ほつれた衣服で改訂 磨く 磨く柄の方 旋回 踊って 旋回 揺らいで 旋回 祈って 作った剣先で僕は見渡すよ 大抵 薄めた言葉で改訂 慕う 慕うんだ 大抵 解けた言葉で改訂 慕う 慕う手の奥 旋回 踊って 旋回 揺らいで 旋回 祈って 磨いたペン先で僕は描くよ 次の世界を 旋回 踊って 旋回 揺らいで 旋回 祈って 描く線の世界で僕は話すよ 刃のない僕の間で 朝に捨てるはずだったクレイモア 朝に捨てるはずだったクレイモア
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