
歌詞
作詞:たけ
作曲:たけ
寝静まり、寒空のカンバスに、 みずみずしい星屑のアクアレル。 そんな静寂を切り裂く、 兵隊の足音、戦車の前進。 遠い国の誰かの正義は、 何も関係ない僕らを傷つける。 洗脳されているみたいだ。 悪いのは歴史の因縁だ。 爆弾が降る。まるで流線形を描く彗星。 火薬の咆哮、拳銃の白煙。 白煙が夜の空を濁す。 真夜中、戦闘機の陰影に、 せわしない轟音のマシンガン。 そんな喧騒を切り裂く、 心臓の呼吸、肺臓の拍動。 神様の世界から見た僕らは、 コロシアムに殉じる戦士たちのよう。 踊らされているみたいだ。 悪いのは神様の采配だ。 爆弾が降る。まるで溶鉱炉の中心部。 こどもの亡骸、手探りの黒煙。 黒煙が立ち込めていく。 爆撃が始まる。まるで春を告げる鳥のよう。 いのちが泣く、光の雨が降る。 雨が降って街を照らす。 「シューティングスターズ、 シューティングスターズ、 あの子の夢は何でしたでしょうか?」 トワイライトホープス トワイライトホープス 天国のフリした神々の支配下で、 みんな息を殺してyou love 。 僕が生きるのは人間の業とやら。
楽曲解説
2024年7月某日 ニュースでウクライナの現状を見た。兵隊が猟銃のような武器を持って街を徘徊している。灰色に滲んだ空も泣いているようだ。 ウクライナの星空を投影するプラネタリウムができたとの話もあったが、きっとキーウでは平和な時よりも星空が綺麗に見えるアイロニックな現象も起こっているのだろうなと胸がギュッと苦しくなる考察も浮かんだ。 何より、蝋燭の灯りのみが灯った体育館の中でサッカー選手を夢見る少年たちが練習をしているという報道。これには涙が溢れた。きっとその夢が潰えた子達、天国へ旅立ってしまった子達、そういった、この小さな背中に背負わせるには重すぎる夢を抱えて今日もこの子達はボールを必死に追いかけ、蹴っているのだろうなと思い、震えた。 我々も、明日は我が身。でも、今はただ祈ることしかできないのがとてももどかしい。
アーティスト情報
作詞作編曲・歌唱を全てたった一人且つ自宅での宅録でこなす現役男子大学生シンガーソングライター。GarageBandを愛用。オルタナティブロックを起源にブラックミュージックやクラシック・ジャズ、ラップミュージック、アンビエント・ヒーリングなど様々なジャンルに派生して常に自身の新たな音の境地に挑み続けている。 2025年4月よりマルチジャンルバンド「アトラストレイン」の座長として活動を開始するため活動を終了。 〈此奴の変遷〉 ・2022年11月3日 EP「潮騒のロックパーティーへようこそ」をリリースし若干17歳で音楽活動を開始。 ・12月28日 EP「キャロルを奏でる前に」をリリース。 ・4月1日 1st アルバム「SUPER BLOSSOM」をリリース。 ・5月14日 シングル「流星群の通り道」をリリース。 同日東京都・溝ノ口で弾き語りライブを行う。 ・5月25日 下北沢MOSAiCにて「ミライオトロックvol.157」に参加。初のバンド編成のライブを行う。 ・6月26日 18歳成人の誕生日にミニアルバム「夜空に向かって水銀を撒く」をリリース。 ・9月13日 ミニアルバム「国士無双」をリリース ・11月3日 音楽活動開始1周年の日にリミックスアルバム「QUARTER LESTS」をリリース 2024年 ・4月15日 25曲入りアルバム「タイタニックの走馬燈」をリリース ・7月14日 今までリリースした曲の中からベスト盤「フィルムカメラとストロボスコープ」を配信リリース ・8月1日 下北沢学生音楽祭2024SUMMERに初出演 以降平均月2本でライブ活動をこなす。 2025年 ・1月26日 25年3月いっぱいで活動終了を通知 ・2月9日 自身にとってソロでは最後となる巣鴨IFNESSでのライブにて佐藤慶弥(ギター)、中村武尊(ベース)、鈴木惇朗(ドラムス)、黒田彩斗(サックス)、後屋敷和希(トランペット)、そして自身がボーカル&キーボード&ギターで主催する6人組マルチジャンルバンド「アトラストレイン」として25年4月より活動を開始することを発表 ・3月31日 自身の節目となる最後のリリースとなる3rd full album「超銀河の領域」をリリース











