
歌詞
作詞:たけ
作曲:たけ
砂を打つ雨粒の足跡が増えていく アスファルト新宿は雨で暗いまま 地球の上で地に足つけて生きている 僕らは小さな箱庭の中で潜々と 見たことない景色を 高速道路バイクで飛ばしてみても 味気ない向かい風 らくだに乗って 鞭を打った砂ぼこりを追い越すほどに 大地を駆けた僕ら 誰にも追いつけない 時代を超えた風になりたいのさ 砂を焼く太陽の勢いが増していく アスファルト新宿に降り注いでいた 地球の中と一つになって生きている 僕らは小さな人生の中でいつかは イタリアの大殿堂を見たいし キリバスで誰よりも早く朝日を 捕まえたい らくだに乗って 握った手綱を軽快に揺らして ノイズ、ノイズを断ち切ったのさ こんな僕じゃわからないよ トランシーバー空にかざして 強い感情をモールス、モールス信号で送った 地球の僕はなんてちっぽけなんだ 僕ら風になってどこまでも飛んでゆけ さあその背中に希望を乗せていざ行こう 暖かな未来を想像してかけてゆけ 君のその背中に想いを込めて進め 地の底で眠るマントルを揺らせ らくだよ走れ
楽曲解説
2024年10月某日 20年ほど前のNHKのドキュメンタリーを見た。 中東ペルシャ湾沿岸UAEの下側に位置するオマーン国のとある集落。 小学校1年生ほどの少年とその家族による、ひとこぶらくだとの絆についての実録ドキュメンタリー。この国にはラクダレースと呼ばれる催しがあるらしい。少年は大人たちの期待を背負ってらくだの背中に乗って、他のらくだと競争する。 欧米的な観光資源としてのレースを皮肉った内容だった。この子供達とらくだ達は優勝者が獲得することができる富のためその背中のコブに希望を詰めてまだ体の小さな子供達を乗せて走るのだ。 これほどまでに残酷なものがあるのかと思った。でも、これが彼らなりの富の獲得方法なのかと思うと途端に申し訳なくなってもくる。 ほんとうの意味での希望とは何なのか。どこで生活をするかにもよるが、考えさせられる時間だった。
アーティスト情報
作詞作編曲・歌唱を全てたった一人且つ自宅での宅録でこなす現役男子大学生シンガーソングライター。GarageBandを愛用。オルタナティブロックを起源にブラックミュージックやクラシック・ジャズ、ラップミュージック、アンビエント・ヒーリングなど様々なジャンルに派生して常に自身の新たな音の境地に挑み続けている。 2025年4月よりマルチジャンルバンド「アトラストレイン」の座長として活動を開始するため活動を終了。 〈此奴の変遷〉 ・2022年11月3日 EP「潮騒のロックパーティーへようこそ」をリリースし若干17歳で音楽活動を開始。 ・12月28日 EP「キャロルを奏でる前に」をリリース。 ・4月1日 1st アルバム「SUPER BLOSSOM」をリリース。 ・5月14日 シングル「流星群の通り道」をリリース。 同日東京都・溝ノ口で弾き語りライブを行う。 ・5月25日 下北沢MOSAiCにて「ミライオトロックvol.157」に参加。初のバンド編成のライブを行う。 ・6月26日 18歳成人の誕生日にミニアルバム「夜空に向かって水銀を撒く」をリリース。 ・9月13日 ミニアルバム「国士無双」をリリース ・11月3日 音楽活動開始1周年の日にリミックスアルバム「QUARTER LESTS」をリリース 2024年 ・4月15日 25曲入りアルバム「タイタニックの走馬燈」をリリース ・7月14日 今までリリースした曲の中からベスト盤「フィルムカメラとストロボスコープ」を配信リリース ・8月1日 下北沢学生音楽祭2024SUMMERに初出演 以降平均月2本でライブ活動をこなす。 2025年 ・1月26日 25年3月いっぱいで活動終了を通知 ・2月9日 自身にとってソロでは最後となる巣鴨IFNESSでのライブにて佐藤慶弥(ギター)、中村武尊(ベース)、鈴木惇朗(ドラムス)、黒田彩斗(サックス)、後屋敷和希(トランペット)、そして自身がボーカル&キーボード&ギターで主催する6人組マルチジャンルバンド「アトラストレイン」として25年4月より活動を開始することを発表 ・3月31日 自身の節目となる最後のリリースとなる3rd full album「超銀河の領域」をリリース











