
歌詞
作詞:紀田ミズキ
作曲:紀田ミズキ
スーパーの入口に こっそり束ねられていた花々たち 名前を教えてほしくて ただ ビニール袋の名札をみた 赤黄緑青色とただそこに 様々に咲いている花たちの 確かな存在証明なら ビニール袋に “切花A” このまま省略されて生きていく なんてコンパクトな人生だ 縛られた茎のくぼみから 生きてる証が流れている スーパーのレジ横に ざっくり並べられていた花々たち 3割引値札が張り付けられ ビニール袋に “切花A” 夜8時お惣菜の半額を買っていく人々も 萎れかけた命には気もつかず ご来店ありがとうございましたと自動ドアを出ても振り返る者はだれもいない 今日も金稼ぎ胸騒ぎ 何かを犠牲にして生きていくみたいだ このまま省略されて生きていく なんてコンパクトな人生だ 縛られた茎のくぼみから 生きてる証が流れている 繋がれた命 血も流れずに堕ちていった スーパーの入口に こっそり束ねられていた花々たち 名前を名乗ることもできない 切花Aを覚えておけ
楽曲解説
スーパーで販売されている切花を見て込み上げて書いた “ 切花A ”は生命の儚さやかけがえなさを考えさせられる一曲。
アーティスト情報
沖縄出身。 紀田ミズキ(キダミズキ) 傷跡を歌に変える、野生のシンガーソングライター。 2016年に音楽活動を開始。 地元沖縄を拠点に各地でライブを重ね、胸に爪痕を残すような鋭利な歌詞と、力強くも透き通る歌声で聴く者を圧倒する。 “愛”をテーマにしながらも、男目線のリアリティや幼少期の葛藤を独自の視点で表現。 笑えるのに泣ける、泥臭いのに美しい。 そんな変わり種の世界を、これからも本気で鳴らし続ける。











