阿婆擦恋と蟲螻蛄

日淡水玉
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楽曲解説

阿婆擦恋と蟲螻蛄《あばずれとむしけら》 形骸化した愛情に宿る憎しみや怨念 その全てを無邪気に、したたかに笑い飛ばす そんな性の強さを描いた楽曲 「愛をなめるな蟲ケラども」

歌詞

作詞:日淡水玉

作曲:日淡水玉

カタルシス 娼婦の涙 濁った チョコレイト 少女 口元汚して 咲いている 命を 摘んだあの日に 少女は 愛を 呪った 「欲しがったものなら 何でもあげる 愛の対価なら お安いものさ」 微笑んだ娼婦は ゆらり囁く 「愛を なめるな 蟲ケラども」 愛ってなに? 愛ってなに? 愛ってなに? 愛はない 愛ってなに? 愛ってなに? 愛なんかどこにもない 夢は奪われ 希望は絶えた 生まれたあの日に少女は死んだ きっといつか きっといつかと 望んだ日からずっと 作り込まれた笑顔に一筋光る滴を 愛と呼べるなら滑稽だ 全てを終わらすその日が来たら 愛のありかを教えてあげるわ 真っ赤な内臓 赤い糸ひく 「この血を飲み干せ」 あなたと融け合う夜の向こうで 動かぬ心臓しゃぶりつくして そのときあなたはこう言うの 「愛は無限に食べ尽くされ連鎖する地獄だ」 夢は奪われ 希望は絶えた 娼婦の涙は商売道具 救いだった明日にもう 縋ることなど赦されない きっといつか きっといつか 手を差し伸べてくれるのは 愛した人なんて妄想 壊せ 夢は奪われ 希望は絶えた 生まれたあの日に少女は死んだ きっといつか きっといつかと 望んだ日からずっと 作り込まれた笑顔に一筋光る滴を 愛と呼べるなら滑稽だ 蟲ケラ 尋ねる 愛ってなに? 尋ねて 返るは 贋物ばかり 感じられぬなら 無いと同じさ 「愛を なめるな 蟲ケラども」

アーティスト情報

鍵盤弾き語りで東京都内を拠点に活動する女性アーティスト。 一日一分一秒を生きる逃れられない愛憎の苦しみの中で、「生きなくたって良い。それでも最後にもう一度笑いたいから、まだ生きることを諦められない」生と死の葛藤を歌詞にし、音楽創作活動をしている。 『生きることをやめたい全ての人へ 明日を生きたい全ての人へ この言の葉が届きますように』

shea

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