
歌詞
作詞:もっちゃ
作曲:もっちゃ
起きて寝て食べて寝てしている間に せわしなくヒットチャートぐるぐる変わり 中学生シンガーソングライターのデビュー もういっそ赤ん坊に歌わせればいいのに 自分の市場価値が目減りしてく感覚 私にしか歌えない 歌があると信じて 聴かれるかわからない曲を作り 見られるかわからない動画を投稿 親指で通知チェック 空振り三振 一回の行動で 変わるはずがないよな すべて自分次第という自由 すべて自分次第という不自由 ポエトリーラップなんて 流行るわけないじゃん 踊れないし 歌えないし おしゃれじゃないけど 胸を熱くするのは 心から生まれる言葉だ 弱さをさらけだす手段だ 27 なにか志すには少し遅く 諦めるには早すぎる 音楽は劣等感との戦いだ あいつよりも先に あいつよりも上手く 上には上が 世界中にある中で 自分が必要と証明しつづける勇気 本当にやりたいからやっているのか 他のことがやりたくないからやっているのか 分からなくなった 疲れてしまった 誰かに認めてほしかった 助けてほしかった どうなっても構わないと威勢よくいれたあの頃 望まない未来が近づいた今 怖くて仕方ない 中途半端に夢見たのが悪かったの 負けず嫌いが仇になったの 周りに迷惑かけてまで それでもやりたいが そろそろやめたいに変わる 漫画の名言に 好きな曲のリリック 続ける理由を探していた 27 なにか志すには少し遅く 諦めるには早すぎる 全てリセットできたなら どんなことをしよう 流行りのコスメがほしい 可愛いワンピースがほしい 月1でネイル変えて 休日はピラティス 平日は働いて 飲み会で愚痴って 二次会のカラオケで十八番のバラード ちょっと褒めてもらえたら もうそれでいいか 正直に生きる勇気がほしい もうすぐ夢が終わる 虚しい 27 なにか志すには少し遅く 諦めるには 27 なにか志すには少し遅く 諦めるには早すぎる
楽曲解説
「27才症候群」を知っているだろうか? この楽曲は、自分への期待と劣等感で揺れる気持ちを歌うポエトリーラップだ。 夢を追いかける苦しさや、27歳という年齢に特有の焦燥感を、 穏やかでどこか侘しい歌声と温かいアコースティックギターで表現した。 普通の幸せへの憧れと葛藤、閉塞感を抱く毎日、それでも光の方へ進もうとする意志。 人生の岐路に立った時、この曲が背中を押してくれるだろう。 ポエトリーラッパー・狐火の『27才のリアル』から影響を受けて制作した。
アーティスト情報
1996年生まれ、神奈川県出身のシンガーソングライター/ポエトリーラッパー。 温もりあるアコースティックギターとまっすぐな声で、等身大の想いを歌う。 コロナ禍にDTMで作曲を始め、2021年から東京・神奈川を中心に活動。 2023年、日本経済新聞社主催のラップコンテストで〈俵万智賞〉を受賞。 「夢と現実の間で揺れる日々」「大切な存在との別れ」など、誰の人生にも訪れる瞬間に寄り添う音楽を届ける。











