
歌詞
作詞:もっちゃ
作曲:もっちゃ
無機質な音が リズムを奏でる 時計の針は 一ミリも進んでない 段ボールの城 ため息が出るが あぁ今日も窓から 見る富士は綺麗 ラジオの音が 微かに聞こえる 流行りの歌を マスク越し口ずさむ レーンに流れる部品 無心で身体を動かす 無機質な音が ボクを包む 不思議なんだよな 時間っていうのは 遅くなったり 早くなったりして 休日なんかは あっという間で やりたいことは たくさんあるのに 時間がない 時間がない 時間がない 人生は短い それなのに今日も 簡単に垂れ流す 時間がない 時間がない 時間がない 人生は短い そうしてんのは ボク自身だったんだ 「生は活用すれば十分に長い」とセネカは言った この時間は浪費か? それさえも分からない そんなこと 立ち止まって考える暇もない もし今日死ぬとしたら 絶対に働かん! 好きなもの食べて 好きな人に会って 大声で外で歌ってやるのに 明日があるから できずにいる 焦って 焦って 理想の未来を 想像するたび 押しつぶされる現在 もっと時間があったらって 可能性に逃げるか? そんなのもう うんざりなんだよ 時間がない 時間がない 時間がない 人生は短い 何してんだ今日も 簡単に垂れ流す 時間がない 時間がない 時間がない 人生は短い そうしてんのは あぁ 時間はない 時間はない 時間はない 人生は短い 求められること すぐに結果出ること わかりやすいこと すぐに逃げる弱さよ 時間はない 時間はない 時間はない 人生は短い 完璧も確実もない世界で生きてる 不安な心を 認めて生きてく 時間はない 時間はない 時間はない 人生は短い Ah 時間はない 時間はない 時間はない 時間はない 時間はない (大丈夫 ちゃんと ちゃんと進んでるから) 人生は短い どう生きるかは ボク次第だったんだ
楽曲解説
哲学者セネカの著書『人生の短さについて』をモチーフにした一曲。 一番は、時間の流れに身を委ねるように穏やかに歌い、 二番は、焦りや葛藤に押しつぶされそうな心情をさらけ出すポエトリーラップ。 「生は活用すれば十分に長い」と説いたセネカ。 やらなければいけないことに追われる日々の中で、 本当に大切なことは何かを見つめ直す。 完璧を求めるほど焦りが生まれ、時間は無くなっていく。 未完成を楽しみながら生きることへの願いを込めた、 20代後半から30代の心に寄り添う楽曲。
アーティスト情報
1996年生まれ、神奈川県出身のシンガーソングライター/ポエトリーラッパー。 温もりあるアコースティックギターとまっすぐな声で、等身大の想いを歌う。 コロナ禍にDTMで作曲を始め、2021年から東京・神奈川を中心に活動。 2023年、日本経済新聞社主催のラップコンテストで〈俵万智賞〉を受賞。 「夢と現実の間で揺れる日々」「大切な存在との別れ」など、誰の人生にも訪れる瞬間に寄り添う音楽を届ける。











