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klee

歌詞

作詞:yumi

作曲:klee

澱みきった川を渡り 辿り着くはずの岸は遥か遠く もがくより力抜いて 流される方がラクかな 生きることに執着し 終着点はまだわからない どこでも どこへも 行けるようで どこへも どこにも 行けなかった 星すら見えない冷たい夜に溶ける命 今 光失い 振り返ることもなく 朝の来ない道を選んで あなたの手で巻き上げたフィルム 記憶の箱へと捨てていって 忘れていいよと笑いながら いつかは私もそこに行くの 辿り着くはずの岸は同じ 旅路の途中と笑いながら 泣いた 澄み渡った川を眺め 向こう岸ひとりで歩くあなた思う  境界線指で撫でて そっちに行けるかな 定められたリミット 解放されたしなやかな手 どこでも どこへも 繋ぎ合って どこでも どこへも 連れて行って 虫すら鳴かない 優しい夜に宿る命 今 光見つけて 目覚める時を静かに待つ 安らかな眠りを妨げぬように (夢見た未来は今ある朝を届け消えていく また 幕を下すために) 私の眼で映し出すフィルム  記憶の箱から探し取って 思い出すからと笑いながら いつかはあなたのそばに行くの 辿り着くはずの岸は同じ 旅路の終わりと笑いながら 会いたい かき集めたフィルム眺め 神様のお気に入りとあなたが笑う

楽曲解説

・2021年第1弾リリースの新曲 ・独自のポップネスに、浮遊感のあるメロディが調和したkleeらしいサウンド ・川の対岸を別の世界と重ね、それぞれの岸にいる自分と友の距離や時間、境界線を越える日を思い描いた曲。 ・前作に引き続き、ミックス&Synthアレンジはしらいしかずや氏。Art Workはイラストレーターのヤマダユウ氏。レコーディングは折坂悠太を手掛ける中村公輔氏。

アーティスト情報

2011年結成。yumi(Vo)、nobu(Ba)の二人を中心とした、 ポップミュージックに「サウンドスケープ」の息吹を吹き込むバンド。 北欧系ワールドミュージックの文脈を持つ音風景に、 透き通る女声ボーカルが絵画的解釈とポップネスを与える。 yumiはパン職人やビアソムリエ、合唱団員としても活動しており、 ジャンルのクリエイターとともにプロジェクトを発信するアーティストとしての顔も、 彼ら独自の個性となっている。

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