
歌詞
作詞:ヨシダヒロウミ
作曲:イマダショウタ
ハロー、天気はどうだった? 昨日元気でいれたかい 暗い暗いなんて言うなって 基本不器用なメンタルで どこに行くの ここにいちゃダメかな 光探す生命も 闇で過ごす生命も 宇宙人に見えたのさ 昨日と違う世界で 自由に生きる君も 宇宙人に見えたのさ 駆け足で交差点渡って ブルーミントで映画見る 地方都市にシティーポップが流れ 君のこと考える 光探す生命も 闇で過ごす生命も 宇宙人に見えたのさ 昨日と違う世界で 自由に生きる君も 宇宙人に見えたのさ
楽曲解説
東京に憧れがあった僕は、田舎が嫌いだと思っていた。 今までの人生で3回引っ越したけど、全て近場で地方都市とも言えないほど小さい街に住んでいる。まさに地元から出ないタイプの人間と言われる奴だ。 友達は上京して高円寺の狭いワンルームだったり、部屋から東京タワーが見えるアパートだったり、首都高速の下だったりなかなか憧れる場所に住んでいた。 僕も祖母が亀戸に住んでおり、本気で居候しようかと考えていたこともある。まずは婆ちゃん家からでも良い、俺は東京でバンドやる!とか熱い事思ってた。 でも出れなかった。実家暮らしと言うぬるま湯に浸かり近所の友達とやってるバンドで満足してた。 そして、仕事帰りは毎日パチンコ屋に通うようになった。 海外行ったことも無いのに中古のボルボに乗ってオアシスを聴き、古着屋で買った海外モデルのニューバランスを履き、自分の部屋をシティーボーイ風のインテリアにして、結局毎日パチスロやってた。 友達は僕がパチンコ屋で使ってしまったような金で海外旅行したり、それこそ上京して彼女と同棲してみたり、素敵な経験をしてた。 逆に地元から出ないどころか家から出ないでゲームとか漫画読んで何のストレスも無くダラダラ過ごしてた友達もいて、それはそれでカッコいいなって思ってた。 とにかく、僕は中途半端でとても底が浅い人間なのだ。もちろん童貞だったし。 ハッキリ言って自分にはバンドで作詞して表現したいような経験が無い、それが何よりのコンプレックス。 でも、いつの日か気付いた。自分のこの浅い感じ、ダメな感じを曲にすると意外と悪くないと。 地方都市にもなんとも言えない魅力があって、パチンコ屋だってエモいのだ。 光を求めて旅に出れる人も、何も気にせず闇で過ごせる人も、中途半端な僕には宇宙人に見えた。 これは『地方都市』と言う曲です。
アーティスト情報
南極1号と申します。 千葉県で活動している二人組社会人インディーズバンドです。










