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作詞:齊藤信幸
作曲:齊藤信幸
あなたの年賀状 「あけましておめでとう 今年もよろしく」 印刷に埋もれるようにあなたの文字は言う あんな風に誰にも会わなくなる前に 元旦に届くようにと書いておいたものだろう 終わらない仕事をいくつも抱え込み うなだれて子供みたいに謝ってばかりいた 立ち止まり振り向くと何かが追ってくる そんな職場 あの日からあなたは来なくなった 世界はとか 日本はとか 時代がどうだとか 反対を許さないきれいごとが並んで ゆとりだとか 余裕だとか ご苦労様だとか 言葉だけの気休めがうつろに響いている ギターを抱えた子供と だらしなく伸びた猫を 平和そうに並べてみた今年の年賀状に 何を書いたらいいだろう あなたの疲れた心を 傷つけず済むような あなたへの答えに ふさわしい言葉を見つけられないまま とりあえず迷いつつ重たいペンをとる 誰かがどこかで新しい波をつくる どれくらい乗れるかで人間がはかられる モニターに冷たく並ぶ数字の列 こんなものでどこの誰と何を競っている 誰のため 何のため 今していること 果てしない問いかけに日常が壊れ出す ここまで歩いてきた年月の中で 今残る大切なものは何だろう 補充のきく部品でなく ただの機械でなく 人間が人として生きるとは何だろう やりたいこと やるべきこと やらざるを得ないこと どこが違う どこで分ける どう折り合いをつける 「さっきからペンを持ったまま 何も書いてないじゃない」 覗き込む子供の声で ふと我に返る 年賀状の狭い余白 何を書いても合わない まやかしの言葉など拒否してるみたいに 元日の新聞にもう広告の束 こんな日も人間の営みが続いてる バンカース浜中 2014/05/10 10:49 削除する これぞフォークの真髄と言った曲ですね。 このサイトで久しぶりに聴かせていただきました。 猫三朗 2014/05/10 20:19 編集する 削除する コメントありがとういございます。 ずっと前に出した曲がMTRの中に眠っているので、 少し気に入らないところを直して、あらためて出しています。 残業代0なんて言葉が平然と出てしまう政権に唖然として思い出した歌です。 またよろしくお願いします。 ... このコメントに返信 . . . . Kätzchen 2014/05/10 14:30 削除する 例によって美声での明確な歌唱と美しいアルペジオで 完成度が高いですね。 ひとつお訊きしますが多くのフォークシンガーはなぜ ギターで、まず短調のコードを弾くのでしょうか..... アマチュアのオリジナルのフォークは圧倒的に短調が 多いですがこれには何か理由が........? このコメントに返信 . . . 猫三朗 2014/05/10 20:23 編集する 削除する いつもありがとうございます。 短調のコード、そもそも自分の思いを歌にするのは、まず切ない気持を伝えたいから、などと言うと何やらかっこいいのですが、本当は、最初に押さえられるようになるコードが、たいてAmとEmだからという単純な理由かもしれませんね Kätzchen 2014/05/10 22:15 削除する なるほどね、切ない思いを伝えやすいと云うのが短調 だという事ですかね。 コードね。確かに AよりAm、EよりEm が押さえ易い ですね。そっちの理由もあるのか...... 私はギター弾かないの考えつきませんでした(笑) ただし、切ない思いの歌詞を明るく静かな長調の旋律 に乗せると、さらに切なさが倍増するという様な効果 もありますね。 ちょうど......葬儀の祭壇の写真が満面の明るい笑顔で あればあるほどより一層哀しみをを誘うように...... ... このコメントに返信 . . . . 新しいコメント play mute あなたの年賀状 「あけましておめでとう 今年もよろしく」 印刷に埋もれるようにあなたの文字は言う あんな風に誰にも会わなくなる前に 元旦に届くようにと書いておいたものだろう 終わらない仕事をいくつも抱え込み うなだれて子供みたいに謝ってばかりいた 立ち止まり振り向くと何かが追ってくる そんな職場 あの日からあなたは来なくなった 世界はとか 日本はとか 時代がどうだとか 反対を許さないきれいごとが並んで ゆとりだとか 余裕だとか ご苦労様だとか 言葉だけの気休めがうつろに響いている ギターを抱えた子供と だらしなく伸びた猫を 平和そうに並べてみた今年の年賀状に 何を書いたらいいだろう あなたの疲れた心を 傷つけず済むような あなたへの答えに ふさわしい言葉を見つけられないまま とりあえず迷いつつ重たいペンをとる 誰かがどこかで新しい波をつくる どれくらい乗れるかで人間が測られる モニターに冷たく並ぶ数字の列 こんなものでどこの誰と何を競っている 誰のため 何のため 今していること 果てしない問いかけに日常が壊れ出す ここまで歩いてきた年月の中で 今残る大切なものは何だろう 補充のきく部品でなく ただの機械でなく 人間が人として生きるとは何だろう やりたいこと やるべきこと やらざるを得ないこと どこが違う どこで分ける どう折り合いをつける 「さっきからペンを持ったまま 何も書いてないじゃない」 覗き込む子供の声で ふと我に返る 年賀状の狭い余白 何を書いても合わない まやかしの言葉など拒否してるみたいに 元日の新聞にもう広告の束 こんな日も人間の営みが続いてる
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