待合室で

齊藤信幸
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歌詞

作詞:齊藤信幸

作曲:齊藤信幸

待合室で 懐かしい名前を突然目にした 見るともなしに見ていた 待合室のテレビニュース 囲むレポーター 向けられたマイク 振り払うように歩く 昔 よく知っていた人 かつて私が名乗るはずだった 苗字の後に「容疑者」の文字 フラッシュライトに胸のバッジが 一瞬光った 砕けたガラスみたいに 誰を取り込んだ 誰と手を組んだ 人が道具のよう 誰も彼も 自分自身も 高いところへ登っているつもりで いつしか暗い澱みへ 何を何と取り違えたの ねえ どうかしたの 知ってる人なの 何でもないよ お家へ帰ろう 「次はお待ちかね スポーツです」と 伝えるキャスターが浮かべる満面の笑み 名誉 権力 駆け引き 勝ち負け   うつろな言葉が裸にされて 生きていること 生きていくことの 意味を問われる部屋で見た些細なニュース

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shea

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