歌詞

作詞：齊藤信幸

作曲：齊藤信幸

あなたが生まれた日 窓の外　裸の枝が　木枯らしにうたれてる 寒い日だったかもしれない　あなたが生まれた日は 炬燵から出てきた猫が　背を伸ばし　あくびする こんな日だったかもしれない　あなたが生まれた日は 人は生まれたそのときに　知らずに何かを生み出す あなたのともした灯りが　暖かく揺れている 何を信じるわけでもないが　何かに言っておきたい この人に会わせてくれて　本当にありがとう いつもあなたがいた　ふと振り返った肩越しに 凍てつくような冬の日にも　穏やかな春の日にも 人と人の距離は　決して長さでは　はかれない たとえ目の前にいなくても　あなたはいつでもいる 王様も映画スターも　少しも羨ましくない 何をいくつ並べられても　私はあなたを選ぶ 何にすがるわけでもないが　言葉が祈りに変わる あなたが歩くその先に　幸せがあるように いつしか夜が明けて　今日の朝刊の届く音 喜びも悲しみもみんな　昨日に流れていく 同じ日に歴史を変える出来事が起こっても この日だけは私にとって　あなたが生まれた日だ あなたにあえてよかった　ありがとう　生まれてくれて