楽曲解説

フランスの小説家プルーストの作品 『失われた時を求めて』を読んだことはありますか。 幸せとは何なのか、幸せはどう追うものか、 僕は日々の出来事を思い出とリンクさせて、 これからも明日を描き出していくのだろう。 　「オプティミズム」とは、 ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ という哲学者が主張したもので　「世界全体を見渡すことができたとしたならば、世の中の不幸は、常に完全な方向に向かっているだろう。」というものであるが、僕は、この曲を書く意味を追求していくと、 この主義には、あくまで人々の意識を変える何かが存在すると考えなければ納得がいかない。 言ってしまえば、完全な方向に向かわない状態を想像して、避けていくことが重要だと提示して欲しかった。それは、政治かもしれないし、芸術かもしれないし、とにかく、完全に向かう途中で、人々に対して不完全の存在を表現する人がいて、それを理解してくれる人がいる。それがとても大事だと思っている。 ここに、自分の曲をつくる意味が見いだせたら本望だろう。 #ごめん俺バカだから何言ってるかさっぱり　by東海林