海に還る

あたし
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楽曲解説

全部俺(ドラム打ち込み) 夏の熱気が籠った部屋で、ぼくは生きるのをやめた 中高から書き溜めたメロディと歌詞をサルベージ、今なら形にできる 自殺というテーマに憧れてた頃です、しっかり中二病 ボカロがすきでめちゃめちゃ聴いてたのですが、ウミユリ海底譚とか満身創痍ダブルピースみたいな雰囲気の曲を作りたいと思ってた記憶があります

歌詞

作詞:あたし

作曲:あたし

蒸す、失す、一人の部屋 扉の向こうに迫った波 夏、陰、吸い込まれて 灰色と静かに夢を見た 空に舞い上がった君の手を 背負った太陽が眩しくて 掴み損ねた僕の足を 黒の中に、海の底に、引っ張る海月の腕を絶って 暗すぎて淡い夜も 目を背けた現実も 腐った汚物に群がっては鯨の屍肉を貪っただけ もう 青い空を見ることもない 痛みを感じることもない 誰かの背中を追うことだってもうないから 五月蝿く僕を笑って 遠ざかって行ったあの記憶もどうか消えてくれますよに 飽く、吐く 、独りの部屋 息のできない言葉の波 空、雲、目が覚めたら 灰色に溶けてしまいそうだ 狭い水槽に閉じこもって 荒んだ人の目に溺れては 打ち上げられた頭の中 滑るように、時化るように、カサゴの背鰭に誘われたの 滲んだ水平線 境目がなくなってく 泡沫に奏でるオーケストラ 崩れた感傷が振るコンダクト もう 涙に濡れる夜はこない 憂鬱が愚図る朝はこない 誰かに嫌われることだってもうないから 教室で僕を蔑んで 突き放した手の感触だけはずっと忘れませんように 吊られた世界 壊れた未来 歪んだ視界に 巫山戯たみたい

アーティスト情報

捨てるに 捨てられない 大切な ゴミ置き場 あたし完全体のボーカルです。 個人的に作ったりしたデモを置いていきます。

shea

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