歌詞

作詞：大良寛人

作曲：parole

どうやったてもう ありきたりな 今日を溶かすように 文字に沈む 夜と相容れぬ 灯りを睨んだ 黄色い幽霊が 街を歩く 赤い長靴が 雨を鳴らす 青い指先は 雨間を過って ガラスの向こう側 街の灯り 雨が溶かしてく 夜と混ざる 滴る信号は やけに華やいで 生温い温度が 夜に触れる 冷えたガラス戸は 汗を流す 流れる雫が手のひらを濡らした レイニー 今日が降り注いで 彼らの声を なぞって レイニー 掠れた君の声が 鼓膜に爪を立てる 月時雨よ この憂いを 連れ去ってくれ 溶ける空と 落ちる雨が 街を覆う 夜を越えた雲が 空と朝を遠ざける 曇天が 夜空に落とす カーテンが 輪郭を奪う 明滅する 指先の火 漂流する 煙の中 燻る赤が 夜中に弾けて レイニー 今日が降り注いで 彼らの声を なぞって レイニー 掠れた君の声が 鼓膜に爪を立てる 月時雨よ この憂いを 連れ去ってくれ