歌詞

久しぶりにドアを開ける 部屋はなにも変わっていない 読まれなかった難しい本も 眠ったままの紅い人形も くだらないって笑わないでほしい 僕はなにも変えたくないだけ これ以上何も変わって欲しくないだけ あなたがいなくなったことを忘れるための部屋 心に深く根を下ろした 言葉をゆっくり剥がしてく 言うべきだった素直な気持ちなんて もういらない　いらないよ このまま春の匂いの中で ドロドロに溶けてしまえたなら 久しぶりに夜の散歩 公園は遊具が減っていたよ 赤く錆びた冷たい鉄棒 泣いてるみたいに軋むブランコ あなたと一緒にいた時のことを 僕はうまく思い出せてるかな 過不足なく別れを見つめていけるかな 　 あなたがいなくなったことを忘れてる遊び場 心に深く根を下ろした 言葉をゆっくり剥がしてく 溢れていった余計な一言だって もういらない　いらないのに 静かに切れた蜘蛛の糸 落ちてく花の優しい音 何から何まであなたのせい 全部悲しく光ってる このまま春の匂いの中で ドロドロに溶けてしまえたなら