歌詞

国道沿いのコンビニで 買った缶ビール流し込み 月明かりに照らされる いつもの黒い影 タバコをふかしながら歩く 最寄駅からの帰り道 満月と奏でるレクイエムは 無限回目のダ・カーポ カレンダー 捲るたびに 突き刺さる 抜く術もなく 流れる川のように 回る地球のように 曲がりくねる道のように そびえ立つ山のように 爪引くギターのように 古いピアノのように 駅前の街灯のように 路地裏の猫のように 六畳一間のアパートで 少し窮屈に迎える夜明け 映画で見たような毎日は 束の間の淡い夢 タバコの匂い漂う部屋は 月明かりに照らされて 爪弾き奏でるラブソングは 今日で最終楽章 カレンダー 捲れば また風が吹き透明になる 散りゆく花のように 移りゆく季節のように 死にゆく人のように 醒めゆく夢のように 泡沫の恋のように 儚い希望のように 消えゆく星のように 変わりゆく街のように