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戦ぐ

歌詞

作詞：Sakuso

作曲：Sakuso

最大の復讐、かつ最大限の感謝。生き続けることが。私にとっては。最高の勝利、或いは最低限の意地。歌い続けることが。私にとっては全て。あの畦道のように穏やかで健やかな道からはとうの昔に転げ落ちたんだ。自転車、漕ぎながら。でも私、来世には任せられないくらいどうしても見たい景色があるんだ。だから、走ってく。ぬかるむ泥の中を、あきらめ悪く走ってゆくのさ。唯一の復讐。唯一の恩返し。生き続けることが。歌い続けることが。大切な人をちゃんと大切に出来るくらいには。優しいあの人にあたたかさを渡せるくらいには、不器用で在りたい。新緑の葉が空に透ける。あんまりに美しくて、それだけで良いと思えたから、泳いでく。上手く息が吸えなくてもあきらめ悪く泳いでゆくのさ。生き続けることが私にとっては。