
歌詞
作詞:種市魁人
作曲:種市魁人
窓辺に残る あの日の音 手のひらをすり抜けてく陽射し 自転車のブレーキ 軋む音が響く 進むことにも 戻ることにも 正解なんてなかったはずだ 鏡越しの僕は 誰かの理想を着て うなずくだけの毎日だったんだ 言いたいことさえ 胸に仕舞い込んで ほんとの自分を忘れてたんだ 君が笑った ただそれだけで 世界が少し 鮮やかに見えた 遠回りの風に吹かれても 僕ら まだ どこへだって行ける気がしてた 汗ばんだ袖に 夏の匂いがして 白線を踏み越え 影を追いかける 街の風が木々を揺らし 僕の迷いも揺らした 「本当はどうしたいの?」 ずっと聞かれたくなかった でも君は ただ隣にいて 僕の迷いを 受け止めてくれた 名前のない夢に手を伸ばす 不確かな未来でも構わない どんな季節にすれ違っても この声が 君に届きますように 夕立が街を洗って あの日の僕も流せたらいいのに でもそれでも この痛みごと 僕の声で届けたいんだ 君が笑った その瞬間に 僕の心は 自由になってた 失くすことを怖れた日々が 今じゃ 愛しさに変わってゆく 名前のない夢に手を伸ばす たとえ空が遠ざかっても 僕らはきっと 何かになれる この歌を 君と歩いていく
楽曲解説
過去と未来の狭間で ただ揺れていた“僕”の心。 何が正解かもわからないまま、 影を追いかけるように歩いていた日々。 そんな僕に ただ隣で微笑んでくれた「君」。 その笑顔が 世界を少しずつ 鮮やかに変えていった。 名前のない夢に 不器用でも手を伸ばしてみようと思えた。 風に揺れる木々や 夕立に濡れた街の風景に 迷いも痛みも すべて映して それでも僕は歌う。 この声が いつかきみに届くように。 そして、ふたりで―― どこへだって 歩いていけるように。
アーティスト情報
東京・立川発、SEと教員でやってる社会人バンド「the bookmark」! 仕事の合間に音楽やってますが、気持ちはけっこう本気です。 “誰かの心にそっと寄り添える音楽”をテーマに、 都内を中心にのんびり活動中! 日々のなかでちょっと疲れたときとか、 ふとした瞬間に聴いてもらえたらうれしいです。 よろしくお願いします〜!











