
夜光虫
Ichi歌詞
作詞:Ichi
作曲:Ichi/suno
静かな海を切って 船はゆっくり進む みなもに残る航跡が 夜の中で揺れてる さっきまでの街の灯りが もう遠くに見えて ただ海だけが少しずつ 呼吸を始めていた 線が 生み出されては消える 理由もないままに 目を離せなくなる 見えないはずの光が 見えた気がして 目を凝らして 探してしまう 夜光虫がひかる 航跡が 形作って 届かないまま 消えていく 静寂の中へ 呼吸だけが落ちてく 深く潜るほどに 自分が薄くなる 呼吸の重さだけが 確かな現実で 光のないはずの水の底で 世界が反転する 吐き出した気泡のひとつずつに 小さな光がまとわりついて 生き物みたいに ただ揺れてる どこにも残らなくて 方向も曖昧で 呼吸の音だけが ゆっくり広がっていく 夜光虫がひかる 気泡が 形作って 届かないまま 消えていく どこまでが海で どこからが僕かも わからないまま溶ける それでも呼吸の音だけが ここにいることを 教えてる
楽曲解説
夜の海に浮かぶ航跡。 吐き出した気泡にまとわりつく小さな光。 現れては消えていく夜光虫の光を眺めながら、 人の感情もまた同じなのかもしれないと思いました。 残したいのに残らない。 掴みたいのに形にならない。 海と自分の境界が溶けていくような、 静かで深い夜の時間を描いた一曲です。








