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笑み
SOFTTOUCH

楽曲解説

アルバムのB面の始まりのような、それまでの流れを仕切り直すべく バーン!と格好良いイントロを持ったロックナンバーが欲しいなと。 長調と短調を行き来するイントロとAメロの和音進行が特徴です。 他者と交流する際「建前」と「本音」を必要とするシーンがあります。 感情と態度との違いを示すこの言葉について考えます。 「建前なんて嘘っぱち、本音で生きるのさ!」という姿勢に対して、 「本音を円滑に伝えるために建前があるのだ。」というスタンス。 ステレオタイプな反骨に対して、柔らかな質感の処世文化というところでしょうか。 権力におもねったり、忖度をしたくなる。 「いかがな態度か!」と、それらに抗うべき空気があります。 しかし、私は「建前」と「本音」に興味があります。 本音を振り回し、ぶつけ合うことがコミュニケーションなのでしょうか? もちろん抗うことが必要なシーンもあります、 相手を慮るほど、自然と、おもねったり忖度することも"時には"ある そんな現代だと思います。 社会や組織に属し、そこで使われる建前や本音は、 効率上、無駄なやりとりかもしれない。 でもそれらは、相手からの思いやり・相手への贈り物と受け止めることもできます。 この楽曲では、 そんなステレオタイプな反骨イメージを打破すべく、 ロックトラックに「建前」と「本音」を乗せることができれば最高と思い、書き下ろしました。 ちなみに、「笑み」とは、建前と本音のどちらにもソフトに貫通できる仕草であると思っています。

アーティスト情報

佐野史紀(Vo&Gt)、クボタマサヒコ(Ba ~kuh)、星野誠(Dr&Cho)、山田真一(Gt&Cho)、 から成るバンド。 1998年秋 略称「タッチ」高校と大学周りの仲間を中心に結成。 2000年冬1stアルバム『Positive Thinking』デビュー。 2002年春1st EP『セイリョウカンベットタウン』発売。 同年秋2nd EP『エンドマークタワー ep』発売。 2003年春解散。 2007年春『セイリョウカンベットタウン』と『エンドマークタワー ep』を重ねた2in1アルバム『SOFTTOUCH』発売。 2016年夏活動再開。 2018年 後藤正文 (ASIAN KUNG-FU GENERATION) 主宰のレーベル ”only in dreams” より、後藤正文と井上陽介 (Turntable Films / Subtle Control / Peg&Awl)がプロデュースを手掛けた、11年振りの3rdアルバム『リビルド』をリリース。 2019年秋 シングル『自由意志』リリース 2020年冬 渡辺大介(Bass)が脱退。 2024年春 4thアルバム『アナーキー・牧歌・ユートピア』を”only in dreams”よりリリース。 2024年春 クボタマサヒコがベーシストとして加入。

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