透明人間
あきら歌詞
作詞:あきら
作曲:あきら
ある朝、僕は透明人間になっていた。 鏡を見ても人の姿なんて映らない。 ためしに大声でしゃべっても、気づかれない。 ホンモノの透明人間になったよ。 いつも目を隠しながら歩く、 人混みの中も。 今日は、胸張って前向いて、 スキップでもしながら歩く。 透明なんだ。 だって僕は、誰も見えない、気づかない。 どんなことをしたっていいのさ。 誰も咎めることはない。 嫌いな奴も、あの先生も、 もう僕を見て笑わない。 透明だから、だって僕は。 誰も気にせずに笑えるよ。 いつも騒がしい教室。 今日も変わらないけれど。 「おはよ」って笑ってくれた、 あの子が見つからないや。 透明なんだ。 そうだ、僕は、誰も見えない、気づかない。 どんなことをしたって二度と、 誰も喜ぶことはない。 やわらかい笑顔のあの子も、 もう僕を見て笑わない。 透明だから、そうだ、僕は。 笑いながら、目を伏せたよ。
楽曲解説
『透明になったら、何をしたい?』
アーティスト情報
絵描いて曲作ったり歌ったりする。連絡先:X・InstagramのDM











