歌詞

そっと耳を澄ませば まちわびていた春の風の音が聞こえてくる ひしひしと沸き立つ思いに ふっと駆けだしたくなる衝動を抑えて 離れてみて気づくこと　 そこでしかない夢は今 僕をずっとまちこがれていた　 突き抜ける程の空が誘うよ それは高揚で切なさで　恋をしてるときと少し似てた 必要とされ必要とする喜びに そしてどこまでも続いてる このレールの辿りつく先まで 憧れを抱いていた　その季節を思うよ あれこれとこの人の世は 複雑に重なる波のように行く末が見えない がむしゃらに先をむさぼった　時代を懐かしみ そして世代の代わるのを感じる 真実を教えながら　 その矛盾に目を伏せる 最初に変えるべきものなのは　 自分自身だと分かっているのに こんな迷いと憤りが　いつも心の片隅にある 近づいても決して触れることはなかった そしてもう二度と戻らない　 錆び付いてしまったレールを見つめて あの頃胸踊らせた　春の風に吹かれている