歌詞

作詞：ヒグチタケル

作曲：ヒグチタケル

廃れちまった無人レストランの前 誰もいない駐車場でアコギ掻き鳴らす 目の前に見える大して綺麗でもない湖は 心なしかちょっと寂しく視えた 雑草だらけのテニスコート もう使われていないロープウェイの駅 時間だけが進んでしまった そんな場所で独り黄昏る あぁ奥多摩 終わりのない登り坂と 140円のミルクコーヒー 真冬にかいた汗と 錆びた自転車のチェーン 冷たい向かい風と 大盛りのカレーうどんと 汚れた衣服達と 荷物を詰めたアコギケース 倉沢のヒノキの木の下で問いかける 「そこからお前が見る景色はどんなだい？」 お前も含めて俺はいつだって 色んなもんを見上げてばかりいるよ 国道とはとても言えたもんじゃない日原街道 錆びた橋は今にも崩れそうだった 心細さにも似たこの想いは お前も同じだろ？なぁ奥多摩 もしも人生に嫌気が指して自殺するくらいなら この場所で独り過ごしたい 本気でそう思った 奥多摩の冷たい風に吹かれていたい 辛い時はいつだってそう思うようになった 奥多摩 あぁ奥多摩