楽曲画像
幽霊船
短編画廊
8

歌詞

作詞:柴田捷

作曲:伊藤希々花

騒がしい人生には 僕にも負い目があるよ このまま汚れても あなたと同じ影さ。 言いたいことがないせいか 知りたいことも無いんだよ 白波に崩れる 砂の城 分からないよ なぜ、1人で歩いてしまう ほら、また、星が爆ぜるまま 見上げた夜の東側 忘れる前の赤い空には 明日よ、来るなと焦る理由も 無いんだよ、無いんだよ Ah— 麦わらのあの子なら、 消えたよ、少し前に。 例えば、きみなら 今、何を思うのだろう。 忘れないよ、忘れないよ、 忘れないで、砂の城 今なら分かるよ ほら、また星が喰われていく。 そのまま夜が終わればいいんだよ。 見慣れた船の左側 乱れ混じらぬ渡り鳥よ とうに沈んだこの約束を 届けて、届けてくれよ。

楽曲解説

短編画廊 新作『幽霊船』— 幻想と喪失の海を彷徨う音の旅 波間を漂うギターのイントロが、幻想の扉を静かに開く――。静寂と轟音が交錯し、心の奥深くへと誘うサウンドスケープは、まるで幽霊船のように揺らぎながら進んでいく。 楽曲終盤に炸裂するギターソロは、感情の爆発と到達点を鮮やかに描き出し、その熱量は聴く者の胸を揺さぶる。 歌詞は、失われたものへの祈りのように繊細でありながら力強く、消えかけた自分の声を確かめる主人公の姿が風景と一体化して映し出される。記憶と忘却、見過ごされ沈んでいく想いを幽霊船の姿に託し、文学的な言葉で紡ぎ出す。 短編画廊ならではのアート・ロックの骨格を持つ音楽性と深遠な詩世界が高次元で融合した、静けさと激しさが同居するバンド史上もっとも繊細で深度のある一曲。 “幽霊船”は、幻想と喪失の海に漂う魂の航海を美しく描き出している。

アーティスト情報

『絵画のような音楽』 美術館で印象派の絵画を見たことをきっかけにインスピレーションを受け、曲を作り始める。幻想的で美しい楽曲に、文学的な歌詞が重なる。音楽の枠に留まらず、総合的なアートとして表現する。 演奏性の高い繊細な旋律から轟音のように響き渡るサウンドまで、ジャンルを超えて独自のスタイルを追求し、まるで複数の芸術作品を観ているかのような世界観を演出する。 柴田捷(Gt.Vo.)、伊藤希々花(Ba.)、山崎朱音(Key.)、松浦美音(Dr.)から成るロックバンド。2021年9月京都にて結成。 東京で行われたオーディションOTONOVA2023に出場しエイベックスエンターテイメント賞を受賞。その後活動を広めていき東京、大阪など京都のみならず全国に活動の足を伸ばす。

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