
歌詞
作詞:笹川浩史
作曲:笹川浩史
「赤い花」 「2024.10.15」 流れる水に文字を書く あの日見た赤い花の名を 果たして何処へ向かうのか とうの昔に忘れちまった 指で捻って火を消した タバコの煙が立ち上る 夜汽車に乗って旅立った 友の顔すら霞んでしまい いやにか細い手首から 滴る汗の落ちる先 太陽と月の光を浴びて 硬くひび割れたアスファルト よからぬ事を考えまいと 夢見心地で、また歩く 僕の瞳は瞼の裏で やけに淋しく濡れている 間違いなく幸せなんだ だからこそ僕は辛いんだ 座り込んだ鳩の背中に 雨の雫が一滴落ちた 飛び立つ鳩が落とした羽根は 僕の心の欠片と同じさ あの日見た赤い花の名は もう思い出すことはできないけれど 永遠はあるさ、そう信じたい 夢に指を絡ませて、未だほどかず まだ、なんだ、まだその時じゃないんだ 振り返るのはまだ早い 生きるために生きるんだ 胸の鼓動に耳を傾け 生きるために生きるんだ 涙が出るほど辛いけれど 僕は信じているのさ そう、明るい明日があるんだと 涙が枯れた昨日と手を組んで 思い出に寄りかかるほど僕は弱虫じゃないんだ あの日見た赤い花よ 今頃咲き乱れているかい 風に運ばれてきた寒さは 街を眠らせるけれど 真実が伝わらぬ世界で 君は咲き乱れているかい 湿りすぎたこの世界では 心まで腐ってしまいそうで 怖くなってきたけれど 心をよぎる時の流れは 僕を待ってはくれないそうで だからこそ僕は走らなければ 吹き抜けてゆく風の音を聞け 未来の中にそれはある 吹き抜けてゆく風の声を聞け 夢の中にそれはある 水面に浮かべた文字はもう 流れていってしまったけれど あの日見た赤い花の名は もう思い出すことはできないけれど 生きるために生きるんだ 呼吸の音に 生きるために生きるんだ 涙が出るほど辛いけれど
楽曲解説
"赤い花"/笹川浩史
アーティスト情報
1998年生まれ。弾き語りで活動しています。ツイキャスで突発弾き語り配信をしています。出演依頼、お仕事のご依頼はホームページの「お問い合わせ」からお願い致します。→https://sasagawahirofumi.com メールに直接受付も併用しております。→mail@sasagawahirofumi.com










