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作詞:大森多倭武
作曲:大森多倭武
夜の闇に晒して歩く、僕は何度振り返ったろう?街灯が照らす道の先にこだまする言葉は僕の叫び。 ヒビの入るアスファルトのように、 なだらかに歪んだ景色が全て、 夕暮れはとっくに過ぎた、影も残らず に頬を伝うものも光りはしない。 透明になる午後9時を軽く回った月も雲の裏側へと回った、どうしてこんなにも溜息が漏れるんだろう? 手首の傷にはならないくらいの小さな悩みが僕はまだあるんだ、いつも笑いながら繕っているけど、 誰か見つけておくれよ、もうやがて溶け、消える前に、 仄暗くなった心が、光を求め探している。 繰り返しては気づかぬ日々が、 行先を誤魔化し生きてく術で、 変わることより変わらぬことを、 選び続けてきたツケがまわる。 とりあえずが当たり前になることの正しさ僕は疑いもしなかった。どうしてこんなにも涙が溢れるんだろう。 過ぎゆく時の流れが過ぎゆくことも僕は知らないフリをしたんだ。肩を撫でる夜風の様。 震える闇の中でも、このままで溶け、消える前に、望む通りにはいかない、曲がりくねる道を歩いてゆく。 誰か見つけておくれよ、もうやがて溶け、消える前に、 仄暗くなった心が、光を求め探している。
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