歌詞

作詞：本間翔太

作曲：瀬名航

自転車押して歩いた君と公園を横切って止まった いつも通りのことなのになんだか悲しくなる 琥珀色 街を包む 「綺麗ね」と君は言うのに 思い出がまた溢れ出すから 言葉が出てこないんだよ 今日も幻になって 冷たい風と吹きかけた白い息 遠く空に浮かぶひこうき雲 紅く染まるその横顔も 君がくれるその優しさも 心の中にただ焼き付けて 楽しいことも悲しいことも分けあって過ごしてた 私は近づく春の足音に気づいても知らんぷりした どうして残せないんだろう 写真には写らないんだろう 零れ落ちてく君との記憶を 心で繋ぎ止めても涙が止まらないよ 歩道橋の上で見てた景色 遠く響く電車が走る音 笑いかける君の仕草も じゃあねと手を振るその声も 夕陽の中に溶けて消えてく 雲が走る 色が褪せる さよならが来る わかってはいる わかってはいるけど 空を仰ぐ いつかここに戻れないと気付いて 今日は遠い思い出に変わって 冷たい風と吹きかけた白い息 遠く空に浮かぶひこうき雲 冬の終わり 揺れる気持ちも はんぶんこずつ覚えておいて 答え合わせ、またしようね。