歌詞
作詞：中村黎鳴
作曲：中村黎鳴
酸性雨が上がったら旅にでも出ようか そう呟いて影重ねたんだ 期待にときめいてたあの日君は何を憂いていたの？ 虚像の太陽の街で 僕が飛ばした紙飛行機を 管制塔から君が見つけてはしゃぐ 羽ばたく飛行機を追いかけた コンマ数十秒はどこまでも自由だった 思ったより飛ばなかった屑を君は つまんないのって口尖らせるけど そんなもんだよ遊びなんてそんなもんだよ人生なんて 晴れた夏空の青さに気を盗まれて 墜落の気配は蝉の音に消えた どこかで被弾した標に雷鳴が轟いたら この純情は今、灰になるよ 月日は流れ紙は鉄になって 相変わらず僕は空を目指すけど 君から発する信号に応答する術はまだ持たざるまま それなら僕は夏の花火に成りたいな 硝煙に燻むのは君の亡霊だ 目を凝らし瞬いたら閃光が弾けて消えた 軽い気持ち故の過ちも赦すしかないのなら あぁ君はまた僕を裏切るんでしょう？ どこかで受信した標に青い鳥が羽ばたいたら 今が合図か？喉を潰して叫んだ 管制塔に居る君が地上の僕に手招きする ビロードの青い椅子から地べたの僕を見下ろして 空に飛ぶ勇気をくれるなら この滑走路からの離陸を許可して！ 淡い想いを抱いて火薬の匂いに染まれたら きっと楽なのにな、明日が否定するから 右心房に空いた穴と甘く柔らかい地獄を 受け入れて日々をただ過ごすだけさ もう君に逢えない夏なんて嫌いだ
楽曲解説
独自のオルタナティブを追求するtragidistらしさのつまった一曲。
アーティスト情報
キャッチーなメロディーにシューゲイザーやポストロックの要素を取り入れ、独自の世界観を作り上げる。2021年京都で結成。
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