歌詞

振り返ってみるともうスタート地点は見えなかったんだ どこから足跡が増えたのかも覚えてはいない その形や歩幅はそれぞれ違うものだけど 今向かってる先はきっと同じなんだろう 始まりは自信と期待しかなかったんだけど 進んでいくたびに不安と恐怖になっていったんだ この1回で今まで作ってきたものを見せるには この1歩があまりにも大きすぎて 出発の合図が鳴って狭い部屋から出てみると そこは何度も見た待ち望んだ場所だったんだ やっとついにわかったんだよ 今までにないこの感覚を表すにはまさにこれが青天の霹靂だったんだね 初めて合わした単純なこの思いは 真っ暗だった目の前を照らしたんだ 長くて孤独な時間を音が鳴り終わるまで思い出していたんだ それで終わってもいいからって思ったのに 終わるにはまだ早いって気持ちに変わったんだ その景色が見たかっただけじゃないのはそこまで行かないと気がつかないんだね 新しいスタートラインで目にしたものは 僕らがもっていないものばかりだった 時間を巻き戻すことができたとすると どれを奪うか考える日が続いた 今は聞かなくなった懐かしい歌を流してみると どれも色褪せずに景色が蘇ってきたけど それは全部自分のための歌に聞こえたから そうじゃない歌も弾きたくなったんだ 進んだと思えばまた引き返したくなり 歩いても歩いても時間だけが過ぎていく やっとパーツが揃った駆け出しの僕らには 群青色に見える日にはまだまだ時間がかかるかな これじゃだめだって下を向いたこの時間は 反対に顔を見る時間に変わった 気づかれないようなアイドリングをやめて僕らは音量を上げたんだ 今は混ざってない不完全なグルーヴでも いつかはみんなでそれを笑う日が来るのかな 少しずつでいいから進んでいこうよ 僕らならできる気がするんだ いつかの初めて見た時のその感想は 「いつかは自分もここに立ちたい」だったんだけど いつからか一人でそこに登るよりはみんなで登ろうと思ったんだ 今は混ざってない不完全なグルーヴでも いつかは4人でそれを笑う日が来るのかな 少しずつでいいから進んでいこうよ 僕らならできる気がするんだ