歌詞

作詞：R.Asuke

作曲：R.Asuke

貧乏暇なし金もなし どうしようもないことがやりたいことで 売れる音楽じゃなくやりたいこと 甘えんなって怒鳴った 夕食は難色を示し、これは浮浪者の癇癪と吐瀉だ 自分より下はいずれ自分でいつだってたぶんじぶたれ 落胆の顔は夕焼けに無惨 帰る家はあるけれど四畳半は変わらない 積もりに積もった売れない言い訳 涙は枯れた はみ出した誰か 売れた後輩のライブを見ては あれやこれやとひとりごと 知識だけはある、それを頑なに守る ガラガラのフロア、空の財布 他人への称賛が僕の爪を噛む 削れた爪がまるで僕のようだった 粗探しばかりの自分探し 誰の幸せも願えずに身の程も知らず 僕なんかいらない 死んでしまえ 唐突にそう思うことで終わらせる バイトはサボれない、恥ずべきは自分だった あれもこれも、僕じゃなくてもいいんだ それもどれも、きみじゃなくてもいいんだ あの日に死んだどっかの誰かが いま部屋でふさぎこんでるあなたが 僕だったかもしれないな 君だったかもしれないな 居場所がないな 今日もきっと周りはまっとうに過ごすだろう かたや僕は布団からさえ出られずに過ごすだろう 本当はやりたいことだらけのはずなのに テーブルの上のコップや灰皿さえも片付けられなくてさ かくれんぼは僕が1番で でもだから帰り道はひとりで ずっと前からわかってたんだ ここにいなくてもいいんだ あれもこれも僕じゃなくてもいいんだ それもどれもきみじゃなくてもいいんだ 自分が特別と思いたくて それがこの全身噛みちぎって 努力が実らないのなら 努力したことごと忘れたいな 慰めんじゃねえ、殺す気かよ あれもこれも僕じゃなくてもいいんだ それもどれもきみじゃなくてもいいんだ 僕は今日も部屋でひとりぼっち きみもきっと毛布に爪を立てて 大きな涙が落ちたら 少しだけ起きてみようかな 僕はここにいるよ あれもこれも僕じゃなくてもよくて それもどれも彼じゃなくてもいいんだろう 誰もがみんなひなたを目指して 偽りですら正しいと言って 僕だったかもしれないな あそこに立たされてたのは 滑稽で笑えた